昼休み、校長室のドアが「コンコン」と鳴りました。
入ってきたのは、保体委員長とその友達。少し緊張した表情で、しかし目はワクワクしていました。

 彼らは、保体委員会で企画した昼休みドッジボール大会について相談に来たのです。
「エントリーが少なくて、このままだと大会が盛り上がらないんです」と話す二人。
そこで彼らが考えたのが――"教員チームを作ってほしい!"という大胆な提案でした。

 手にしていた募集依頼の紙には、「先生方と共に行事を創りあげたい」と書かれていました。この一言に、生徒の願いと想いがつまっています。
ただ参加者を増やしたいのではなく、"みんなで楽しい学校を作りたい"という気持ち。
 自分たちで企画し、課題を見つけ、解決策を考え、行動する――まさに創造的な生徒の姿です。

 こうした取組こそ、学校をあたたかくし、"生徒が学校をつくる"文化を育てていきます。
保体委員のみなさん、すばらしい提案をありがとう。

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