5年生社会科の授業の一コマです。

「漁獲量が減少してきたことをどう思う?」

と聞かれたこどもたち、すぐに出てきた言葉が、

「やばい...!」

「そうだね。やばいよね。」

といったんは受け止めた先生でしたが、そこで終わらないのが5年生です。

「あなたはどう思う?」

「どうして?」

とさらに問われると、

「だって収入が減るし...」

「魚が食べられなくなるし...」

こうして「やばい」がどんどんこどもたちによって他の言葉に置き換えられていきました。

こどもたちの中にあるそれぞれの思いがどんどん引き出されていく様子は、とても興味深かったです。

とかく「やばい」や「すごい」という安易な表現ですましてしまいがちな昨今ですが、

語彙を豊かにして言葉の"チカラ"を高めていくためにも、

ちょっとこだわって、「やばい」や「すごい」を使わずに話してみるのもいいかもしれません。

これはこどもたちだけでなく、わたしたち大人にも言えることですけどね...。

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