6年生再生可能エネルギープログラミング講座
11月20日。6年生の総合的な学習の時間です。
まずはエネルギーについて考えました。
エネルギー問題は、身近にある大きな課題です。今使っている電気が使えなくなったら私たちの生活はどうなるでしょう。かつて、「油断!」(堺屋太一作)という小説で石油が日本に届かない社会を描かれていたことを思い出しました。そこには、石油がない日本は数日で混乱が起き始め、100日で死亡者が1000人と恐ろしい世界がありました。これは、フィクションですが、当時(1970年代)の日本の現状から正確にシミュレーションされた小説です。それだけに、石油に頼っている私たちはどうすればよいのか、真剣に考えるきっかけとなりました。
横道にそれましたが、現代でも石油がなくなってしまったらどうなるのか、は考えるのが怖くなってしまう問題です。
講座の中では、「石油がなくなると発電ができないから電気が使えなくなる」という話がありました。あと50年ほどで石油がなくなると言われている、とも。
その後、プログラミングで人感センサーライトを作成し、エネルギー消費をできるだけ抑える工夫の一つを学びました。
こどもたちは、この講座を受けてどう思ったでしょうか。感想には以下のようにありました。(抜粋)
「電気を使うことは、デメリットもあるから大切に使いたい」
「節電していきたい」
「電気があるということは幸せなことだから、感謝して大切にしていきます。」
「石油があと50年でなくなることに驚いた」
再生可能エネルギーとは、今の社会を持続可能にしていくためにとても大切なものであり、考え方でもあります。
この講座をきっかけに、より自分の生活を振り返ったり、家庭や地域の未来を考えたりしてほしいです。