子ども歴史教室を行いました
2025年09月16日
6年生を対象に、松江城のお話を中心に松江市や来待の歴史について学ぶ「子ども歴史教室」を行いました。これは、宍道公民館にお世話になり実現しているものです。
講師に来てくださったのは、元島根県古代文化センター長の宍道正年先生です。
たくさんの資料と本を用意してくださり、わかりやすくお話をしてくださいました。
歴史をたどると、奈良時代は「拝志郷(はやしのさと)」と呼ばれていたこの地域が、平安時代に来待郷と玉湯町の林に分かれ、初めて「来待」と記されたとのことです。貴族が生活していた時代の来待の風景はどのようなものか、と想像を巡らせました。
松江城の建設に至るまでの戦国時代のお話では、教科書で学ぶ歴史とつなげて考えることができました。この山陰の地でも激しい戦国の戦いが繰り広げられていることを知りました。
また、全国的にお城の建設ラッシュで長い柱が不足し、そこで松江城では、短い柱をバランスよく組み合わせる通し柱による独自の設計がなされた など、松江城が国宝である理由も知ることもできました。
9月末に、実際に松江城を見学に行きます。事前に宍道先生に教えていただいたおかげで、より深く学ぶことができます。楽しみです。