しじみ漁にチャレンジする前の学習がありました

3年生は、松江市の名産であり、毎日の生活で慣れ親しんでいる「しじみ」の漁に挑戦します。当然ですが、船に乗って、宍道湖上で本物のしじみを、自分たちで取ります。

その事前の出前講座がありました。

講師の方は、宍道湖漁業協同組合の

代表監事で実際に漁をされている 伊藤 智隆 さん

職員の 須川 友希 さん のお二人です。

伊藤さんは、午前中に漁をされてからのご来校でした。

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まず、宍道湖について、汽水湖であり、川の生き物も海の生き物も両方がいることや、広さや深さ、宍道湖七珍「すもうあしこし」など、基本的なことを教えてもらいました。

その後、しじみ漁について、その道具である鋤簾(じょれん)の使い方を、実物を交えて教えていただきました。

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とても大きく、柄の部分が本来は8mあり、手かき用のものは14㎏もあるそうです。

手がき、入りがき、機械がきの3種類の漁の仕方を動画で教えてもらいましたが、実際に体験できるのは手がきになります。鋤簾を船の上から沈めて、手前にかいて、鋤簾の中にしじみを入れていきます。動画では、持ち上げられた鋤簾のかごの部分に、黒いダイヤであるしじみがザクザク入っていました。

漁だけでなく、その後のサイズ分けや中身が入っているかどうかを選別する仕事についてもお話をされました。サイズは機械でふるいにかけて厚さで仕分けをしますが、中身が入っているかどうかは叩いた音で聞き分けるそうです。何回も動画で音を再生してもらいましたが、私たちには聞き分けられたかどうか自信がありませんでした。しかし、実際に行っている人は、手作業で瞬時に区別されていました。一度に取ることができる90㎏のしじみを選別するのに、2~3時間かかるそうです。

また、しじみの資源を守るため、取る量を制限したり、宍道湖の水草や木、ごみの除去なども協力してされているそうです。現在は約240人の漁師さんがいらっしゃるそうです。

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こどもたちは「早くやりたい」とワクワクしていました。

しかし、あれほどの重さの鋤簾を操作して、しじみを取ることができるのでしょうか。

ちょっと心配ですが、チャレンジしましょう!

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