R6年12月の大庭小日記
12月25日(水)
2学期最終日でした。
2年生の教室には学級担任からのメッセージが熱く描かれていました。
5・6年生は学年集会を開き、今年の振り返りと来年の見通しをもつ機会を創っていました。
5年生は、最高学年に向けて。6年生は、小学校生活のまとめとなる卒業プロジェクトについて。
未来を見て、冬休みを過ごしてほしいという担任の願いが伝わりました。
新しくチャレンジする気持ちをもつために新年はよい機会です。
大庭小学校の子どもたちが新しい年を新しい気持ちで迎えてくれることを願っています。
みなさまよいお年を。
12月24日(火)
2学期も明日あと1日です。
学級閉鎖の関係で終業式は行わないことにしました。
今、調子の悪い子どもが元気に冬休みを迎えることを願っています。

お楽しみ会前の6年生。6年は大体元気です。
12月23日(月)
2年生が年賀状をポストに投函しにいきます。
ところが、あったはずのポストがなくなっていました。
郵便局さんいつの間に・・・
予定変更して次のポストはひまりの前です。
けっこう子どもたち知っていました。
干支の蛇を書くなど工夫した年賀状を一人一人入れます。
面白かったのは、あて先は担任の先生といった子がいたこと。
目の前にいるのですが、それも面白いかもしれませんね。
今日は学級閉鎖になってしまい、そのまま冬休みとなった学級もありました。
みなさまお気を付けください。
12月20日(金)
連日の山の写真、今日は大山がきれいに雪景色です。
校長室にお話にきた1年生に「校長先生はずるい」と言われました。「だって、何にもしていないもの」
いやいや、今日もあれこれといろいろ仕事をしていたのですが・・・
教室をよく見に来るので、きっと暇だと思ったのでしょう。
とはいえ、教諭時代でも校長が校長室で何をしているのか全く分かりませんでしたが。
そういえば、3年前の1年生は感染症予防のため学校探検ができず、代わりに校長室と校長の仕事の動画を撮影したことがありました。
その中で、1年生にわかるように考えた仕事は、①考える②話し合う③決めるです。
①考える 大庭小学校をより良い学校にするためにはどうすればよいのかを考えます。
校長に校長室があるのは一人になって考える必要があるからと教えてくれた先輩校長がいました。
②話し合う 職員と保護者と地域の方と他校の校長とどうすればよいかを学校の代表として話し合います。
時には子どもと話し合うこともあります。
③最後は決めるです。考えて話し合って最後は学校の方針を一つにまとめます。
責任を持つものがいないと、ことは先に進みません。
選んだ道を最善にすることが大事です。
Whyなぜするのか(しないのか)を明確にして What(何をするのか)を決めるのは校長の仕事です。
Howどのようにするのか は、実際に児童の指導に当たる教職員の仕事です。
大山の山頂を目指しますが、登るコースは様々なのと同じですね。
インフルエンザの症状がたくさん出ています。
元気で冬休みを迎えましょう。あと3日!
12月19日(木)
雪が心配でしたが、山の上が白くなったくらいでした。
残念がった子もいれば、喜んだ子もいましたよ。
寒い中、育英幼稚園の皆さんが小学校体験に来てくれました。
1年生のお店屋さんに飛び入り参加です。
1年生は先輩となり、張り切って活動していました。
となりの算数や国語も見てもらいました。
大庭小に入る幼児ばかりではありませんが、小学校を体験することで安心が広がることが期待できます。
算数はプログラミングの基礎をやっていました。
小学校をぜひ楽しみにしてほしいと思います。
12月18日(水)
おととい4年生で紹介した算数から積み上げた5年生の算数「割合」です。
何割引きしたらいくらでしょうの問題ですが、ここでも関係図が登場します。
定価250円 → 3割引き = 7割 → 代金□円
ここでは、「3割(0.3倍)引き」は「全体1」から0.3を引いて0.7倍になるということの関係の理解です。
子どもたちは、この関係を考えながら問題を解いていきます。
代金は175円です。
この後、3割引きなら買うか?お得か?という話題となりました。
「もうすぐ半額のシールが貼られるからそれまで待つ」という倹約家もいました。
こういう実生活に生かすことも大切です。
全員で問題を解いたら、同じパターンの問題を解くのですが、ここではキリンコース「一人で解く」とライオンコース「みんなで解く」を選んで考えます。
簡単だと思う子もいれば、難しいと思う子もいます。
安心して自分にあった課題に取り組めるという設定も工夫されています。

発達の最近接領域という考えがあります。
「現時点で自力で課題を解決できる水準(現下の発達水準)と他者の助けを借りれば解決できる水準(潜在的発達水準)の差」
ネットには上のようにありますが、要は今日、人の助けでできたことは明日一人でできるということです。
この考えでは、課題は3つに分類できます。
①人の助けがあってもできない・・・現時点で難しすぎる課題
②人の助けがあればできる・・・ぴったりの課題
③自力で解決できる・・・簡単すぎる課題
②から③へとチャレンジし続けることが力を伸ばしていくことになります。
そして、人の助けがいかに大切か、学びあうことの大切さもこの理論は示しています。
4年から5年へ、一緒にから一人で、子どもたちは日々成長、成熟していきます。
一方、カメラを持って歩いていると、写真撮ってと言われることもよくあります。
かっこよいポーズを決めてくれました!
成長を急がず充実した子ども時代を過ごしてほしいとも願っています。

12月17日(火)
2年生がおにぎりパーティーをしていました。
自分たちで作ったお米ですから、さぞかしおいしかったことでしょう。
おすそ分けをいただきました。
おいしかったです。
今年は米不足に驚きましたが、やはり日本人の主食です!
食べたら元気が出てきます。
12月16日(月)
1年生の算数、けいさんクイズです。
1桁の数を二つ選び、足し算をつくります。
たされる数、たす数、答えのどれか一枚のカードを伏せて、あてっこをするという学習のようです。
まだまだ、暗算が難しい子もいますので、すぐに答えが出なかったり、少しずれていたりと楽しむことができました。
次は4年生の算数です。
3年の進歩はすごいですね。
リンゴを8個買って代金を60円安くしてもらって900円でした。リンゴ一個はいくらでしょう?
関係図に整理して、本当の代金は900+60で960円。リンゴは8個だから1個は960÷8=120円と考えます。
教科書では順に戻して考えるとありますが、子どもはうまいことを言っていました。
時を戻そう!byぺこぱ
5年生に聞くと5時間目は理科の実験で楽しみとのこと。
食塩水のろ過を行っていました。
この後、食塩を取り出す実験を行うはずです。
実験器具を正確に使うのは難しいものです。
器具の名前もたくさんあって大変です。
ろ過器、ろ紙、蒸発皿、ピペット、ビーカー・・・
だからこそ、科学者の気持ちになれるのでしょうね。
先週に引き続き、難しいパズルを解いた記念写真。
校長室にはいくつかパズルがおいてあるのですが、なかなかできないことを楽しんでほしいと思っています。

12月15日(日)
島根県と松江市のPTA研修会がくにびきメッセで行われました。
講師は教育評論家の親野智可等(おやのちから)さんです。
親力 | 教育評論家・親野智可等のホームページ (oyaryoku.jp)
写真不可、SNS拡散不可とのことでしたので、私(校長)の心に残ったところだけ紹介します。
「鉄は熱いうちに打て」といい、子どもが小さいころに弱点を矯正しようとするけれど、自己改善できるのは大人になって自分の意志で取り組めるようになってから。
子どもの弱点と思われるところは、叱るのではなくで、親子でうまくできるように工夫することが大切。
親のこう育ってほしいという願いや欲から見てその子の弱点と思われるところも、表裏で長所であると考えると、子どもはとても美しいと思える。
以前から著書をたくさん読んできた講師さんなので、講演の内容をその通りだなあと思いながら聞きました。
様々な科学で、人はどのように発達していくのか、どのような子育てが効果的なのかが大きくシフトしています。
大人が学ぶことの大切さを参加者は感じたのではないか。そう思いました。
12月13日(金)
5年教室の前には子どもたちが作成したリーフレットがおいてあります。
テーマは福祉や共生社会のようです。
お客さんを案内しながら5年教室を通りがかると、自分のリーフレットを手にした一人の5年生が、おいてあるリーフレットの裏面に書かれている旧友の感想・意見を読んでいます。
どうしたのかなと思い声をかけると、自分の感想・意見がしっくりこないので友達のリーフレットを参考にしたいのだそうです。
「障害のある人があきらめないで・・・」と書いたのだけれど、「あきらめないで」のところが最初にあきらめているようで・・・
うまく再現できないのですが、上のような内容でした。
ひとしきり話し込んだのですが、自分が目指すべき共生社会というのは、どのような社会なのかということを、しっかりと考えようとしている姿がすばらしいと思いました。
彼の中にある違和感をたいせつにして、まとめてほしいと思います。
障害のある・なしなど様々な垣根を越えて、誰もが自分のやりたいことに挑戦できる社会を実現していきたいものです。
昨日の6年生もですが、高学年ともなれば、目指す未来を共有する頼もしい社会の一員となっているようです。
12月12日(木)
6年生教室を通りかかるとグループで真剣に話し合っている姿があります。
黒板を見ると、自分たちでSDGsに関わるテーマを設定してパンフレットをつくる学習のようです。
どのグループも真剣に話し合っています。

SDGsは未来のことは大人に任せて、子どもは勉強をしていれば・・・という時代ではないということでしょうが、全世代で考えるべき問題です。
フードロスをテーマに「12 つくる責任とつかう責任」を考えようとしているグループがいます。
どのテーマを選んでも、自分(たち)にできることが入ってきます。
民主主義に参加するというと、「選挙」ですが、何を買うか、何にお金を使うかも大事な投票です。
「つかう責任」を消費者として、どう果たすのか、じっくりと考え話し合ってほしいと思います。
最後に難しいパズルをクリアした5年生2人組の記念写真です。
SDGsもステークスホルダーが膨大な複雑なパズルです。
粘り強く取り組み、衆知を集めて考えれば、持続可能な未来を切り開くことができるはずですね。

12月9日(月)
今日は版画の授業を2つ紹介します。
5年生は、掘り進み版画です。
はっきりとした絵ではなく、線や面、模様で図形を構成し、それを色版画インクで摺り上げます。
何度も彫り、何度も重ねてするので、偶然に面白い版が出来上がります。
この作品は、版木にのこった色彩がとても美しく、掘り進めるために色を落とすのが名残惜しそうでした。
1年生は石膏版です。
低学年の定番の版ですが、線を掘ることが基本なので、黒字にニードルの美しく線が浮かびます。
絵で表すのとは、一味違った作品に子どもたちも満足では?
2年生ははがきを書く練習をしていました。
丁寧に丁寧に、こんな年賀状をもらったらうれしいでしょうね。
※出張が続き久しぶりの更新です。明日からも少し間が空きそうです。
12月4日(水)
今日から個人懇談です。
寒い中をありがとうございます。
児童の情報交換が健やかな成長につながることを願っています。
2年生が花の鉢植えをしていました。
これから寒い冬を超え、根をはり、きれいな花を咲かせてくれることでしょう。
やさしくやさしく土を入れている姿がかわいらしかったです。
1年生の算数です。
問題は「9人並んでいます。Yさんは前から5人目です。後ろには何人いるでしょう?」
めあては「図にかいて考えよう」
次のように図を書きながらわかることを書き入れていきます。
まえ○○○○●○○○○うしろ
図にしなくてもわかる子もいます。
それでも、文章を図にして考えるということはとても大切な力となります。
国語で読み取ったことを図にしてみたり、社会科でノートに図でまとめたりといった抽象化の力につながります。
きのうの県学力調査でも抽象化する力が大きくものをいうのです。
算数は積み上げ教科と言われますが、こんなところにも表れています。
12月3日(火)
5・6年生は県の学力調査に取り組みました。
テストは力試し、この結果を生かして1年間もまとめをします。
1年生は、メディア学習です。睡眠の大切さを学習しました。
小学生に必要な睡眠時間は9~12時間です。
全職員参加で2年生の動物の秘密図鑑づくりの授業研究を行いました。
自分が選んだ、動物の秘密を本から探していきます。
知らなかったことを知るのは楽しい。
自分が知ったことを人に聞いてもらうことも楽しい。
自分だけが知っている秘密があるのは楽しい。
そんなことを感じた授業でした。
こうした研究授業では、学習指導案というものを文章にして見える化します。下の写真
ふだんは授業者の頭の中にある計画を参観者のために公開するわけです。
授業をしてくれた方には本当に感謝です。
この授業から教職員それぞれが学年部それぞれが目指す児童の姿に向かって取り組んでいくことになります。
3学期の授業公開ではその姿をお見せすることができるかもと思います。
4年生書初めの練習会。
11人も講師さんに来ていただいて、丁寧にご指導いただきました。
3年から6年まで大変お世話になります。
ありがとうございます!
書初めの気持ちよさは何といっても大きくのびのびと書けること!!
元気な子を願って大きくのびのびと!!