7月30日(火)

個人面談最終日でした。みなさま暑い中をありがとうございました。

さて、今日の新聞で全国学力学習状況調査について掲載されていました。

今回の児童質問紙にはこんな質問がありました。

普段の生活の中で、幸せな気持ちになることはどれくらいありますか?

全くないという子はいなかったので一安心です。

この質問、国が目指す教育計画の中にWellBeingが取り上げられるようになったことが理由だろうと思います。

ウェルビーイングとは、「体と心と社会の良い状態」をいい、「幸せな状態」を示すといわれます。

ハピネスは一過性ですが、ウェルビーイングは継続的です。

だれもが大切にされる学校は、だれもがウェルビーイングでありたいものです。

普段の生活の中で幸せな気持ちになることがどれくらいありますか?と全校の子どもたちに聞いてみたいですね。

「空が青い」「ごはんがおいしい」・・・当たり前の日常に感謝すると、幸せを感じることができるように思えます。

国語では「表現の意図や効果」を考えることに課題があるようです。

なぜ、そのように書いたり言ったりしたのかとかその表現のよさはどこになるのかをとらえることです。

そして、どのように言ったり書いたりすると効果的かを考えて表現することです。

算数では「計算式と現実の数量との関係を把握する力」に課題があるようです。

計算式を立てる前に、数量の関係を整理することです。

計算式の意味を説明することです。

いずれも、具体から抽象を考えることがポイントです。

国語は問題が長いので、算数の典型的な問題を一つ。

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大人が考えると、1を選べば、次は3ですが、1と4を選んだ児童が約4分の1います。

具体的場面では正しく考えることができても、それが抽象的な計算式になるとわからなくなるのです。

計算式は極めて抽象的ですから、ここのところにポイントがあるのではと考えられます。

逆に言えば、計算式から上のトラックの絵のような具体的な場面を思い描ければ、正しく計算できるということにもなりますね。

夏休みにはぜひ、たくさんの具体=体験をしてください。

2学期からの学習に生きるはずです。

7月19日(金)

1学期終業式でした。

1学期につけた力を生かして夏休みを過ごしてほしいと願い次のように話しました。

教室をまわっているとたくさんのクラスでお楽しみ会をしていました。

自分たちでがんばることを決めて、できるようになったご褒美ですね。

お楽しみ会の数だけ、みんなが成長したのだとうれしくなりました。

明日から 長い夏休みですが、みなさんはどのように過ごすでしょう?

今朝、挨拶当番の人が友達に体育会に向けて足が速くなりたいなあと言っていました。

夏休みは40日以上あるので、毎日練習すれば、きっと今の自分より速くなるはずですよ。

パリで行われるオリンピックの選手もきっとそうやって毎日自分を超えようと頑張っているのでしょう。 

夏休みはまとまった時間がとれるので、これをがんばろうと決めて取り組むチャンスです。

がんばりぬく力です。

毎日、ダッシュ、サッカーの練習をする。毎日、本を読む、音楽会に向けて学期の練習。漢字や計算ドリルの復習。自由研究や感想文などのコンクールもいいですね。

さて、始業式では150周年の話をしましたが、大庭小学校ができたのは150年前の7月です。

このときの児童数が39名。

ちなみに大庭小学校が一番大きかったのは1984年の1044名です。

皆さんのお家の方の中には、大庭小学校の卒業生だったり、大庭地区で育ったりという方も多いでしょう。

親戚が集まる機会も多いでしょうから、その時に昔の大庭小学校や昔の大庭の町について聞いてみてください。きっとよい話題になりますよ。

4年生以上ですが、公民館から、こんなお知らせが届いているはずです。

よかったら大庭の町の未来を考えて、応募してみてくださいね。123年生はお兄さんお姉さんとお話をしてみることもできますよ。  

自分で考え表現する力です。

じっくり取り組むことができる夏休みならでは です。

何か一つ決めてがんばりぬいたり、大庭の昔を聞いたり調べたり、大庭の未来を考えてみたりして、夏休みを有意義に過ごしてください。

9月2日に元気に始業式に来ること。困ったときに相談する電話番号などをHPに載せておきます。

誰に相談するか困ったという時に役立ててください。

自分も人も大切にする力ですよ。

では、最後に指切りで9月2日に元気で会うことを約束しましょう。

7月18日(木)

2学期の体育会に向けて、6年生の実行委員会が開かれました。

今年度は、松江市内で秋に体育会・運動会を実施するのは大庭小学校だけのようです。驚きました。

小体連がなくなったことや熱中症の心配が理由なのだと思います。

大庭小学校では実施時期を9月下旬にして対策しています。

春に行う体育会と秋に行うそれでは、子どもたちにとっての意味が違ってきます。

この実行委員会をはじめ、子どもたちが参画できることが秋開催のメリットです。

全校のことを考えることで、特に6年生の成長が期待できます。

今日は担当者から明日実行委員長の立候補を募ること、夏休みの間に体育会の企画を考えることの説明がありました。

校長からは、学校だよりでもお知らせした人文字のアイディアをお願いしました。

2学期の始業式では実行委員長には全校に向けてお話をする機会を作ります!

誰が手を挙げてくれるか楽しみです!!

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7月17日(水)

きのうに続いてお楽しみ会ですが、6年生はかなり大がかりでした。

いろいろな企画でお店が開かれています。

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ボールを投げて的の輪をくぐらせる遊びですが、係の子どもが輪を手動で動かして難易度を高めています。

まるで、昔のロボットのようでとてもかわいらしく思いました。

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あてくじにはなんと、

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宿題なし券が2枚!!

上の写真の子どもが見事引き当てました!!

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さすが6年生でした。

こういう姿も他の学年に見せてあげたいなあと思います。

健康スポーツ委員会による全校こおりおにが昼休みに

委員会の放送の呼びかけに応じてたくさんの子どもたちが校庭に出かけてくれました。

幸い雨も降らずWBGTも何とかセーフです。

お楽しみ会と同じなのですが、自分たちで企画と立てる学級会活動で培った力が児童会活動でも発揮されます。

ありがとう健康スポーツ委員会さん!!

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2枚目はいろいろ事情があったのでしょう。図書館から見学のみなさん。

次は、ご一緒にと思います。

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学期末にもう一つよく見るのがテストをしている場面です。

学習のまとまり(単元といいます)が、すべて終わりになるので、いろいろな教科のテストを行います。

教科によっては1学期のまとめのテストもあります。

そこで、学期末はテストがいっぱいとなるのです。

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テストは、子どもたちが自分の力を確かめるために行います。

教員の側からすると、学習内容が身についてどうか、自分の指導はどうだったかを確かめることになります。

テストの時間は、子どもたちは真剣に取り組むことが多いですし、テスト勉強をすることもよい復習の機会となります。

つまり学習効率が良いわけです。

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一方、紙のテストには、次のような課題(限界)もあります。

①知識を中心としたテストになる。思考力などの評価は難しい。

②テストの点数だけに目が向かいがち。

③年間でテストに使う授業時間が多くなる。

④読むことが苦手な子どもの力を正確に測りくい。

①については実際にやってみることで評価をするパフォーマンス評価や学びの足跡をまとめた記録で評価するポートフォリオ評価などを組み合わせて評価をするようにしています。

②については、点数が低いテストほど自分にとって価値があると子どもたちが考えることが大切です。自分の課題がはっきりとするわけですから。成績をつけためのテストではなく成長のためのテストであるべきです。ここは、保護者の皆様にもぜひご理解いただきたい。

③④はかなり課題だと思っています。

全般的に紙のテストが偏重されているのではと思うのです。

紙のテストとその結果が中心となりがちな通知表については、教育効果を考えていかなくてはと思いながら、頑張っている子どもたちの姿を見ました。

以前、保護者の方から、通知表に◎や△があっても教えてやることもできないし、というお話をいただいたことがあります。

確かになあと思いました。

学校での学習や生活の様子を保護者の方にお伝えする、あるいは子どもたちにも現時点での力を伝えることが通知表の役割ですが、それならば、個人面談などの際に対話によってお伝えする方が効果的なのではとも思っています。

※テスト(中学校の定期考査ふくむ)、通知表は、慣例的に実施・作成されてきたのですが、法律などに作成する根拠はありません。校長・学校の判断次第となります。

7月16日(火)

1学期もあと少し。

あちこちでお楽しみ会が行われていました。

たいよう学級では手作りのかなつりやボーリングなどです。

魚には特典が付いていてそれを担当の子どもが計算したり、

ボーリングでは2回の合計を計算したり、

それぞれ、自分にちょうど良い学習となるように設計されていて感心しました。

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2年生はビデオを見ていました。

毎年映画が製作されるクレヨンしんちゃんはやはり子どもたちの心をひきつけるようです。

お邪魔しないように窓の外からパチリ。

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6年生は運動系です。

鬼ごっことドッジボール。

体育館は蒸し風呂のようでしたが、とても楽しそうでした。

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どれも、自分たちの課題を達成し、

自分たちでみんなが楽しめるように計画し、

みんなのことを考えながらやっているから、

楽しい会になるのだと思います。

先生が、よーしこれからドッジボールだあといったのとはわけが違うのですね。

学期末といえば、大掃除。

写真は随分としろく写ってしまいましたが、実施はかなり黒いです。

1学期の間、頑張った成果ですね。

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7月13日(土)

お休みなのですが、よい本を読んだのでご紹介したく。

「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか?

「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか? 認知科学が教えるコミュニケーションの本質と解決策

著者の今井むつみさんは以前から注目している研究者ですが、著者が開発された「たつじんテスト」に2学期に取り組み、子どもたちが学習のどこにつまずいているのかを探ることにしていることもあり、手に取りました。

例えば、たつじんテストでは

「2分の1と3分の1ではどちらが大きいか」

という問題の正答率が次のようになります。

小3 17.6% 小4 22.4%  小6 49.7%

抽象的な数を取り扱うことがいかに子どもたちにとって難しいかを示す数字です。

こうした実態を踏まえて授業を行っていきたいと思います。

夏季休業は普段、多忙で研修の機会がじっくり取れない教員にとって貴重な時間です。

職員ひとりひとりが様々な学びを経て、教職員集団が厚みを増す、そんな夏休みでありたいと思います。

もちろん、普段はとれない年休もしっかりとって休養もばっちりで!!

同書から、ここが一番心に残りました。本筋の部分ではないのですが・・・

(コピーの割り込みを頼むときに理由をつけると成功率が上がるかを調べた海外の研究から)

①Excuse me, I have 5 pages. May I use the xerox machine?

「すみません。5ページだけなんですが、コピー機を使わせてもらえませんか?」

②Excuse me, I have 5 pages. May I use the xerox machine, because I have to make copiest?

「すみません。5ページだけなんですが、コピーをしなければならないので、コピー 機を使わせてもらえませんか?」

③ Excuse me, I have 5 pages. May I use the xerox machine, because I'm in a rush?

「すみません。5ページだけなんですが、急いでいるので、コピー機を使わせてもら えませんか?」

これらのお願いに対する成功率は次の通りです。

①60% ②93% ③94%

①は、「because (~ので)」というような「理由」を伴わないお願いの仕方でした。 この場合は、60%の成功率で、割り込みをさせてもらえました。

一方、当と一番成功率が高かったのは、「急いでいるので (because I'm in a rush)」 と理由を示したのお願いです。

ただ、ここで注目したいのは、②のお願いです。 このお願いには確かに「理由」と 思われるものがありますが、それは、「コピーをしなければならないので(because I have to make copies)」。コピーをしている人も、並んでいる人も、誰もが同じです。本 来ならば割り込む理由にはならないはずなのに、③とほぼ変わらない成功率だという のは、驚くべきことでしょう。

188ページでも理由の大事さには触れましたが、改めてこの実験から、いかに「理由を伝えること (because)」が大事かということがわかります。

授業では、趣意説明とか価値のインストラクションといって学習する理由をガイダンスすることを大切にしていますが、それを裏付ける結果です。

このHPや学校便りも学校の意図や理由をていねいにお伝えする役割を果たしたいと思っています。

ちなみに上の結果から考えると勉強は大事だよと大人が子どもたちに伝え続けることで、子どもたちの意欲は増すはずですね。

夏休みのご参考に・・・

7月11日(木)

昨晩から今朝ほどにはあわただしい時間にご連絡失礼しました。

今日は地区児童会でしたので、地区役員さん民生児童委員さんにも感謝をお伝えしました。

PTA会長さんとお話をする中で、「臨時休業にするにしてもしないにしても、苦情が入ることはないのか」というご質問がありました。

思い返す範囲ではなかったかと思います。

自然災害を疑う臨時休業を実施するかどうかの基準は次の通りです。

①児童の生命・安全が一番

②公教育として学校はできる限り開く

③その上で登校させるかどうかは保護者の判断

つまり、できる限り学校は開けますが、登校するかどうかは保護者さんご配慮ください。

明らかに生命・安全が心配されるときは躊躇なく臨時休業にします ということです。

とはいえ、急にではお困りでしょうから、できる限り前日にアナウンスします。

ここをぶれずに判断したいと思っています。

さて、今日は5年生の社会科の一幕。

教科書、地図帳、資料集を机いっぱいに開いて白地図に各県の特産品(1次産業)を書き込んでいきます。

こうして、地図に書き込むことで4年生で学習した都道府県の名前や位置が記憶に残ります。

「リンゴやサクランボの産地は北の方に多いなあ」なぜだろう?とか

「肉牛の産地は北にも南にもあるぞ」広い土地があるのかな、牛は暑さにも寒さにも強いのかな?とか

考えながら書き込んでくれていると、とってもよいです。

こうした一コマ一コマの授業の積み重ねが大切な学習です。

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7月10日(水)

きのうは予想外の大雨でご心配をおかけしました。

校区の実態で松江市内でも対応は様々でしたが、集団下校や引き渡しをおこなった学校もありました。

下校時に昨日の最大雨量だった時、下校までに雨が強まる予報が出ている時には、引き渡しでの下校を行う場合もあります。

その際は混雑を防ぐため、3回に分けて引き渡しを行う予定にしています。

例:①12年生 14001445

  ②34年生 15001545

  ③56年生 16001645

天候が心配される場合には、ぜひメールの確認ができるようになさっておいてください。

給食はフランスの味めぐりでした。

夏野菜のラタトゥイユ、にんじんのラぺ、じゃがいもの豆乳スープ

フランス料理と聞くだけで、気分が上がるのはなぜでしょう?

オリンピックに思うをはせて、おいしくいただきました。

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野菜の話題が続きますが

3年生は国語科で2枚の給食便りの比較をしています。

表現の意図と効果を考えることで、自分の表現に生かします。

見かけたときには、野菜の擬人化されたイラストと農家さんが写った写真を比べていました。

こうして考える力が育っていくわけですね。

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最後の一枚は校長室にきた4年生たち。

Tシャツを持ち上げて、「かおなし」軍団なのだそうです。※「千と千尋の神隠し」参照

私、子どものこういう姿大好きなので記念写真を撮らせてもらいました。

このあと「かおなし」軍団は怪しい踊りとともに廊下に消えていきました。

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7月8日(月)

校門の掲示がとっても涼やかです。

今月の予定は、子どもの希望が込められているのか、終業式が7月9日(あした!)本当は19日です。

こう暑いとそうも言いたくなりますが、あと10日がんばりましょう。

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きのうは、大庭地区子ども会育成協議会主催のペットボトルロケット大会が開かれました。

今回は好調で100メートル越えのロケットが続出!最高は117メートルでした。

何度も校舎にあたってひやひやしましたよ。

このロケットにも子どもたちの願い事が書かれていました。

これだけ飛べば、きっとかなうはず!?

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7月5日(金)

たいよう学級の子どもたちが七夕飾りを昇降口においてくれました。

いろいろな学年の子どもたちが思い思いの願い事を書いていきます。

立ててしまうと飾りにくいから、笹を寝かしてくれた配慮にも感謝です。

校長の願い事は「世界が平和でありますように。まず、ここ大庭小学校から平和を」です。

何人か、平和に関することを書いてくれました。

今日はエアコン故障騒動で、大騒ぎしました。

この時期にエアコンがないと・・・修復してくださった業者の方に感謝です。

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7月4日(木)

今日は七夕献立でした。

星のハンバーグがかわいらしいですね。

あまのがわサラダもしゃれています。

前日から5年生神魂神社の写生、4年生エコクリーン松江見学、3年生大庭の町の講師さんご招待、低学年プール開始などいろいろお伝えしたい授業や行事があったのですが、ばたばたとして写真はこの一枚だけです。

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7月3日(水)

5年生が神魂神社の写生に行きました。

とはいえ、今日は熱中症アラート発令。

じっくりアングルを選んでタブレットで撮影して帰りました。

さすが、国宝。

巨木に囲まれ、神聖、静謐な雰囲気でしたよ。

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2年生の田んぼも青々としています。

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