R7年1月の大庭小日記
1月の大庭小日記
1月31日(金)
1月も今日で終わり、5年生は6年生を送る会の準備中。
思い出のアルバムを選んだり、プログラムの内容を相談したりと役割を分担して頑張っていました。


送られる6年生は感謝の気持ちをもって学校をきれいにしてくれました。
採光の吹き抜け下のタイルがとってもきれいになりました。
感謝の気持ちをもって過ごすよい季節です。
次の一枚は1年生乗り物調べ。
自分が調べたいと思った乗り物を調べます。

一番、目を引いたのがこちらです。
ゆうじんうちゅうせん! 有人宇宙船!!!
①やくめ うちゅうりょこうのための うちゅうせんです。
②つくり ふたつのひこうきを つなげたようなかたちの ぼき(母機)につるされています。
ロケットエンジンを つんでいます。
③できること まっくらな うちゅうにうかぶ ちきゅうを じぶんの目で 見ることができます。
夢がありますねえ。
宇宙旅行も夢ではなくなってきた2025年です。

1月30日(木)
両手を広げた長さ 120□
はがきの縦の長さ 148□
東京スカイツリーの長さ 634□
図鑑のあつさ 25□
2年生算数です。□にミリメートル、センチメートル、メートルの単位を入れます。
これがなかなか難しいのです。
量感というものなのですが、経験がある子には簡単ですが、そうでない子には・・・
授業者は間違えた子には定規を出して確かめるように指導していました。
イメージできるかどうか、具体的に理解できているかどうかがポイントです。電子黒板何も映っていませんが・・・


その2年生、今日は新1年生を迎えて1日入学のエスコート役でした。
どうやら、一人一人担当の新1年生を決めてお迎えし、1年教室の座席にご案内していました。
中には保護者と別れがたく泣き出している新1年もいましたが、そこは先輩優しく接していましたよ。
机の横に座っているのが2年生です。
保護者の方は入学説明会でしたので、約1時間の離れ離れ。
新1年のみなさん、少し安心できたでしょうか?
待ってますよ。
1月29日(水)
6年生は卒業記念でしょうか、写真たてを作成中。
白彫板という軟材を彫刻刀で掘っていきます。
彫りの深さは自由自在といった感じなのでオリジナルの素敵な写真たてができそうです。
どんな写真を入れるのでしょうね。

1・2年生は2月18日の授業公開日で披露する発表会の相談や呼びかけの練習です。
見に来てくれる家の方には感謝の気持ちを込めて成長した姿を見ていただきたいものです。
写真は2年生。ピシッとした姿勢にもやる気がわかります。
当日をお楽しみに。
明日は新一年生がやってくる一日入学です。一つお兄さん、お姉さんが目の前ですね。

1月28日(火)
6年生外国語科では小学校のBest memoryのUNITを学習しています。
電子黒板や個人のタブレットには次々と全クラス6年全員のBest memoryが掲示されていきます。
これからインタビューなどで思い出を掘り下げていくのでしょう。
言語は道具なので、英語を学ぶことでできることが増えていくのは素晴らしいことですね。
卒業をまじかに控えた6年生の気持ちにぴったりの学習だなと思いました。



1月27日(月)
1年生は100を超える数を学習中。
位取りはなかなか難しく、「117は百を○こ、十を○こ、一を○こ集めた数です」であったり、
「百を1こと十を2こ合わせた数は○です」
といった問題をがんばって考えていました。
十進位取り記数法は数字の位置で位が決まるので、表し方の抽象度が高いのですが、その分シンプルに数を表すことができます。
頭をひねって考える中で、この記数法の良さに気が付いてくれるでしょう。

3年生は説明文の学習をしています。
小学校で学習する説明文の典型的な構成は次の3部構成です。
はじめ 話題の提示(問いの文)
中 話題の説明(問いに対する答えの段落、複数)
終わり まとめ、話題についての筆者の想いなど
ここでは、文章構成を確認しています。
構成がわかっていると、内容も理解しやすくなります。


日本ではこの説明文の構成をもとにして、作文を書くことが多くあるのですが、国によって、作文の形式、ひいては、論理的な思考様式が異なるのだそうです。
各国の作文教育はどう違う? 米国は主張、仏は論理、日本は共感を重視|「書く力」の高め方|朝日新聞EduA (asahi.com)
例えば、アメリカではエッセーと呼ばれる形式 ①主張②主張を支える事実③主張
フランスではディセルタシオンと呼ばれる形式 ①問題の提示②正の論述③反の論述④正反から導かれる結論
説明文や作文が各国の思考様式を規定しているとすれば、この学習の大切さも増そうというものです。
1月23日(木)
日が昇るのもだんだんと早くなってきました。
今日は春を先取りするような一日でした。
来週からもう一度寒くなりそうですが、もう一度今のような気温になったころに卒業式となるのでしょうか。
さて、その6年生、先日もご紹介した4人の歴史上の人物のランキングを話し合いました。
こちらの人物です。
陸奥宗光(政治)領事裁判権の廃止
東郷平八郎(軍事)日露戦争
野口英世(科学)黄熱病の研究
小村寿太郎(政治)関税自主権の回復
日本の地位向上に貢献したランキングの一位はだれとなったのでしょう?
まずは自分でじっくりと考えて、ランキングを創ります。
そのあとでグループでランキングを紹介しました。

全体での話し合いの中で、自分の考えが変わった子どももたくさんいました。

多くの授業は知識や情報を、多く持っている側から少ない側に伝える形になります。
この授業では、知識や情報は一定程度保証したうえで、価値観を問うているわけです。
個人でつけたランキングの一位は次の通りです。
陸奥宗光(政治)7
東郷平八郎(軍事)5
野口英世(科学)9
小村寿太郎(政治)5
野口英世が一位ですね。「世界の技術に追いついた」「日本以外の国に貢献」といって理由が挙げられました。
一方2位の陸奥宗光については「日本が無くなる(植民地化される)状況から、日本を復活させ、強くした」「この人がいないと後に続かなかった」といった理由が挙げられました。
結果、陸奥宗光(政治)7 →12 となり一位が入れ替わるという結末となりました。
現在では、国際的な地位というのはどのようなことを基準に考えれれるのでしょうか。
経済(その国の商品が外国で使われる)
文化(その国の音楽、文学、漫画、芸術などが高く評価される)
スポーツ(有名な選手が出る。ナショナルチームが強い。)
旅行(その国の名所・自然が有名)
政治(国際平和や環境問題などに貢献する)
科学(留学生が多かったり、ノーベル賞など科学の発展に寄与している)
いろいろとありそうです。
6年生の子どもたちには、自分たちの行いが日本の人気を高めていくのだと思ってくれてらうれしいなと思いました。
歴史に名を遺す人の周りにはそれを支えるたくさんの人もいたはずですから。
1月22日(水)
今日は3年生のクラブ見学の日でした。
たくさんあるクラブをグループで見学して回ります。
お気に入りのクラブは見つかったでしょうか?

写真は百人一首クラブです。
こうして少しずつ次の学年に向けて動き出していきます。
1月21日(火)
2年教室の前を通りかかると何やら黒板に人だかりが・・・
1メートル物差しで紙テープを測っています。
1メートル以上はミニ定規を加えてグループで協力している様子???

わかりました。
手を広げた長さを測っていたのです。
手の長さを紙テープに移す様子がこちら。
なんともほほえましいですね。

およそ、この長さが身長と同じくらいになるらしいですが、どうだったでしょうか?
尋という単位です。
メートルという普遍単位がいかに便利なものかがわかりますが、自分の体などを使っておおよその量を測ることができることも生活に役立ちますね。
この量感というものは、やはり体験・経験によって身につくように思えます。
具体(実物)があっての抽象(数・量)ですね。
1月20日(月)
6年生は社会科歴史単元の学習で「世界に歩みだした日本」という条約改正や日清・日露戦争の頃の学習をしています。
この時代を代表する人物として、主に次の4人を取り上げ、誰が一番日本の国際的地位の向上に貢献したかを考える展開。楽しみです。
陸奥宗光(政治)領事裁判権の廃止
東郷平八郎(軍事)日露戦争
野口英世(科学)黄熱病の研究
小村寿太郎(政治)関税自主権の回復
人物個々の貢献という見方もできますし、政治、軍事、科学や文化そしてここには代表する人物は出ませんが、経済のどれが国際的な地位に関わるかという価値観も試されそうです。
歴史というとかたぐるしく思えるかもしれませんが、人々の物語と考えると歴史はとても面白く役に立つ学びです。
野口英世の伝記は有名ですが、他にも興味を持った人物の伝記を読んでみるといいですよ。
↑ノートもばっちりとっていました。
1年生は新聞紙を変身させて遊んでいます。図工です。
教室に入ると、次々に自慢の作品を見せに来てくれました。
造形遊びといって作品づくりに限定されずに、造形表現そのものを楽しむ活動です。


そういえば、6年教室前の廊下から中をのぞいていると、一人の子が
「廊下は寒いから中に入って見たら」と声をかけてくれました。
ありがたく思いましたよ。
2年生は「主語と述語」の学習を生かしてかるたづくりをしていました。
主語と述語は文の幹となります。ここは大切なところですね。
楽しみながら学んでください。

1月17日(金)
3年生が釘をつかって、つくりたいものを創っています。
動物だったり乗り物だったり、作っている間に思いついたりそれぞれです。
金槌(写真はげんのう)を初めて使ったという子もいるのでは?
思い思いに釘を打ち込む創作活動に子どもたちは夢中です。
どの写真にも青い洗濯ばさみのようなものが写っていますが、これは釘を打つときに抑えておく指がわりとなる用具なのだそうです。
便利でやさしいのですが、どうなのかなあと思ってしました。

2年生音楽で「あんたがさどこさ~♪」と歌っていました。
楽しそうに歌っていましたよ。
まり付きの方は、教員が一番上手で・・・あんまり体験している子がいないようです。
「金槌」も「まりつき」も学校が体験の場となっていくのかなと考えさせられました。

5年生の図工鑑賞。ピカソのゲルニカです。
6年生では修学旅行で広島に行く子どもたち、しっかりと鑑賞してください。
ガザ地区の倒壊する街並みもこのような悲惨な状態だったのではと思うと心が痛みます。
目利きになるには本物だけを見て修行するのだそうです。
ちなみにピカソはたいへん多作な画家ですが、圧倒的な量がすばらしい質をつくる典型的な人物です。
小学校でもまずは量を、まずはチャレンジをと考えていきたいところです。

そういえば、一つの教材から100の発問を考えるという教師修行を唱えた実践家がいらっしゃいました。
名言だと思います。
最後の一枚は生まれてからこれまでの自分と周りの人を振り返る2年生活科の「自分新聞づくり」です。
紙面は取材したことから自分で選んで構成するのですが、名前の由来を書いている子もたくさんいてうれしく思いました。
感想の欄には、知らなかったことや周りの人への感謝がつづられていました。
今、ここにいることは当たり前ではないということをひしひしと感じる阪神淡路大震災30年目の日でした。

1月15日(水)
1999年まではこの日が成人の日でした。
大人になるってどういうこととある子に聞いたら、
「(自分の)コップを割っても謝らなくてもよくなること」
という答えが返ってきて感心しました。
なるほど、自分でコップを買えるという経済的自立は大人の条件の一つのように思えます。
自分で責任をとることができる(求められる)ということでもありそうです。
今日も学校では、大人になるために学習を積み重ねています。
成長や努力の結果がわかりやすい内容に「縄跳び」があります。
短なわでは、両手を大きく回して「いち、に。いち、に」と跳ぶところから始まって、だんだんと手首だけで縄を操れるようになり、二重跳びなどの複雑な技に発展していきます。
写真は3年生。努力を続けたらできたという成功体験を重ねてほしいと思います。
長なわも、集団としての成長を感じます。
写真は5年生。
次々となわの中に飛び込んでいきます。

そんな成長を1年生は思い出してまとめていました。
できるようになったことを「学習」「生活」「友達」に分けて思い出していきます。
写真の子は「フッ素がにがかったけれどがんばった」といったことを書いています。
大人から見ると意外ですが、こうしたところにも成長を見つけることができるところがすばらしいです。
もう一人紹介するこの子はすべてのふせんに「○○できてうれしかった」と書いていました。
「うれしかった」とあるように、成長を実感できることはうれしいことですね。
おそらく、簡単にできたことはうれしいの中に入らないでしょうし、記憶にもとどまらないように思います。
がっばったことがたくさんあるのだなと、うれしくなりました。

1月10日(金)
ほどよく雪が積もり、休み時間は子どもたちが一斉に校庭に出ていきました。
廊下の気温が5.5度で冷蔵庫並みです。
6年生教室では、中学校に向けて自分で学習を進めていけるように学習の進め方を学んでいました。
合言葉は「けテぶれ」のようです。
「計画」「テスト」「分析」「練習」の頭文字をとって「けテぶれ」
推奨されている方のお話ではPDCAサイクルを子供向けに置き換えたものだそうです。
この中ではテストはゴールではなくその後の分析につながることが大切です。
何点だったで終わるのではなく、この問題を間違えたのはどうしてだろうと分析し、改善することに意味があるのでしょう。


2年生も先を見据えた学習をしています。
黒板には「自分たんけん」とあります。
自分を中心に自分の興味や成長をイメージマップにまとめていくようです。
生活科の「自分自身の生活や成長に関する内容」です。
学習する中で、きっとたくさんできるようになったことや役割が増えたことに気づくことでしょう。

雪遊びに夢中になっている今を生きる子どもたちもこうした大人の働きかけで、少しずつ未来を見つめ、夢や目標を今の自分と結び付けていってほしいと願います。
1月9日(木)
6年生は卒業までの日めくりカレンダーを作成中。
きっとあっという間です。
小学校に通うのはあと46日。


1月8日(水)
あけましておめでとうございます。
3学期始業式です。
前日に教室をまわると黒板に子どもたちへのメッセージが書かれていました。
3学期は次の学年への大事な学期です。
成長を確かめ次の学年・学校への見通しをもってほしいと願います。

始業式では校長からこんな話をしました。
年末にプレゼントをもらったり、渡したり、お年玉をもらったりした人もいるでしょう。ではクイズです。みなさんが、生まれてすぐにもらったプレゼントは何でしょう?
それは、名前です。日本語は、漢字を組み合わせて、音読みと訓読みがあるのでいくらでも名前をつくることができます。みなさんの名前はお家の人が一生懸命に考えてくれたプレゼントなのです。
みなさんは、自分の名前にどんな願いがこめられているか知っていますか?
私の名前は・・・中略・・・
名前はあなたを表す大切な言葉です。
他の人の名前も苗字もやさしく呼んでくださいね。願い事ですから。
自分も人も大切にするはじめの一歩だと思っていますよ。
みんなで令和7年を良い年にしていきましょう。
保護者のみなさま、よろしければお子さんに願い事を伝えてやってください。
けっこう知らないという反応でしたので。
始業式のあとは学級でそれぞれでしたが、3年教室ではお正月らしく双六をしています。
「全員正座をしてあけましておめでとうと言う」
「みんなでジャンプをする」
などなど、自然に笑顔があふれます。
明日も元気でいらっしゃい。
