R7年12月の大庭小日記
12月の大庭小日記

12月15日(月)
今週もインフルエンザは猛威を振るっています。
出席停止や学級閉鎖は感染症拡大予防の措置ですので、致し方ないのですが・・・
みなさま、お気を付けください。
さて、3年生の社会科では警察を中心とした地域の安全を守る仕事のまとめをしています。
これまでにさまざまな「まとめ」を経験した3年生は、リーフレット、新聞、スライドなどそれぞれが選んだ方法で取り組みます。
内容も自分が興味を持ったことを授業での学習をさらに深堀りして、まとめていました。
一人で取り組むか、助け合って取り組むかも選択します。
スライド作成中。キーボードもローマ字入力です。

こちらは、新聞にまとめます。

インターネットや図書資料、見学で学んだことも取り入れます。
これができると学級閉鎖でも、きっと自分の興味のあることを探究していけるでしょう。
警察や消防などの公共性の高い仕事から世の中の他の仕事にも興味が広がっていくといいですね。
教科書を中心に学んでいくと、ハテナと思うことがたくさん出てくるはずです。
ふだんの授業は、内容が決まっていますから、そちらに進むことはできないのですが、そのハテナを記録しておいて、興味をもったことについて学んでいく機会を作ってやりたいものです。
総合的な学習の時間はそんなふうにも使えるはずです。
12月8日~12日の1週間
今週は、インフルエンザの流行がすごかったのです。
週初めは、それほどと思いましたが、結局3学級の学級閉鎖となりました。
来週も心配です。
みなさまどうぞお気をつけてお過ごしください。
ばたばたで、更新ままならずの1週間でした。
そんな中ですが10日には、大庭小学校区の幼小連携の会を行いました。
午前中につわぶきこども園やましろさんの保育公開を参観し、午後は本校で話し合いを行いました。

コロナウィルスから復活して4年目で、私たちも随分と園所の方々と親しくお話ができる関係になりました。
そこで今回は、話し合いのテーマを小学校の教員から幼児教育のみなさんへお願いしたいことをテーマにしました。
小学校の参加者は、1・2年の担任です。
日々悩みがあるということを正直に園所のみなさんに相談させていただくことにしました。
ともすれば、この話題は小学校の下請けを求めているように思えてしまいますが、4年間の人間関係の蓄積で正直に話すことが大きな実りをもたらすことを期待しての設定です。
ひとつのグループでは、1年生の子が友達とのトラブルをすぐに教員に訴えて自力解決に取り組まないことが話題となりました。
園所では年長のお兄さん・お姉さんとして活躍し、おそらく自分たちでトラブルも解決していた子どもが小学校では、なぜか先生を頼るのはなぜでしょう?
3年間以上、同じメンバー同じ環境で育ってきた子どもたちにとって、20~30の施設から入学する小学校は随分と環境が違うということなのでしょう。
ではどうするか?
この3年間は、校区内の年長児さんが集合して合同保育を行って、入学後の大きな集団に慣れるようにしています。
来週の17日(水)には、大庭小学校の体育館で1年生と年長児さんの交流会が行われます。
ぜひ、小学校に安心して入学してくれるよう願っています。
12月5日(金)
2日間の個人懇談にご来校いただいたみなさま、ありがとうございました。
対面でお話しすることで、子どもたちについてご家庭と保護者が共通理解し、それぞれの役割を果たしていければと思います。
どちらも子ども(たち)の応援団でいきましょう。
さて、3年生の国語です。
学校生活の中で自分の好きな時間についてスピーチをしています。
5人一組でやっていたのですが、4人組があったので入れてもらいました。
タイピングの時間、休み時間、読書の時間、給食の時間・・・と様々でしたが、私の聞いたグループはその子もしっかりとお話していました。
中でもこのスピーチは聞いていて、とてもうれしくなりました。
みなさんスポーツは好きですか?ぼくが好きな時間は、休み時間です。
なぜかというと野球が好きだからです。
U先生と野球をするときは、この時間が続いてほしいなと思いました。
ボールを投げたときは、たくさん飛んで、打ったら空高く飛ぶからです。
私にとって野球をする時間は、先生と野球をする時間が続けばいいなあと思いました。
最後の一文は主述のつながりがずれていますが、そんなことより、大好きな時間ということがあふれています。
入れてくれてありがとう。
12月4日(木)
登校時間に当たらなくって良かったと思う雪と風の時間帯もありました。
子どもたちにはぜひてぶくろをという話をします。ついつい、ポケットに手が行きがちですからね。
さて、寒い中でしたが、1時間目は全校児童が集まっての人権集会でした。
明るく居心地の良い学校をつくろうと環境・福祉委員会さんの企画です。
友達について考える絵本の読み聞かせ
友達との関わりに関するクイズ
今月の歌「魔法のあいことば」素敵な歌詞です。掲載はできないと思うのでよかったら検索してみてください。
学校をよりよくしようとする子どもたちの自発的な活動はとても大切です。
委員会担当の教員もできる限り、子どもたちの発想を生かしてくれたのではと思います。
4年生はその直後に目の不自由な方から盲導犬などについてお話をうかがいました。
人権についてたくさん考える日になりましたね。
3年生は古志原交番の方にお話をうかがいました。
事故や事件から人々を守るという点ではこれも広く人権を守る学習かもしれません。
集会の最後には校長からと言ってもらうことが多いです。
知育・徳育・体育 学校では頭と心と体を育てます。
頭は勉強をして、体は運動をして育てるのですが、心はどうやって育てることができるのでしょうね。
前の日曜日に掃除の会の方と一緒にトイレ掃除をしました。
一生懸命、便器や床を磨きました。
掃除を一生懸命することが心をきれいにすることになりそうです。
他には何があるでしょう。
読書(心の栄養)、
友達への関わり方(思いやり)、
食事(命を大事にいただく)、
言葉遣いやあいさつ・・・
心は見えないから、育てたり、きれいにしたり、磨いたりすることが難しいですね。
だから、目の前の何かをすることで育てることができます。
掃除も、読書も、友達への接し方も、食事も、言葉遣い・・・どれも考え次第で心を育てる場になるのですね。
12月2日(火)
霧の朝でした。
5年生が今日、6年生が明日、松江市の学力調査で力試しをします。
今回はCBTというコンピュータを使った調査です。
保護者のみなさま、ぜひ感想をきいてみてください。
CBTという方法は目新しいのですが、やはり1回のテストですべての力を測ることはできません。
テストというとどうしても結果の点数に目が行きがちですが、大事なのは何がわかっていて何がわかっていないのかと確かめることです。
調査をひとつの目安として自分の得意を伸ばしたり、苦手に取り組んだりしてくれたらいいなと願っています。
12月1日(月)
朝の青空から一転の雨でした。
いよいよ冬がやってきそうです。
今週は個人懇談もあります。
お気をつけてお出かけください。
日曜日には掃除に学ぶ会の方に1階渡り廊下横の男子トイレをピカピカにしていただきました。
外からも使えるトイレなので、ご使用になった方もいらっしゃるかもしれません。
経年変化か床が茶色くなっていたのですが、本来の色味を取り戻し、明るくなりました。
「私たちは心を取り出して磨くことはできない。だから見えるところを磨きます」という心得は本当にそうだなあと思います。
日本の学校では自分たちで掃除をします(外国では珍しい)
働き方改革は待ったなしなのですが、掃除の時間は確保したいと思います。

よく知徳体と言いますが、知は勉強、体は運動で伸ばすことができますが、徳はどうすれば伸ばすことができるでしょうか?
その一つとして、掃除があるように思います。
無心に便器や床を磨きながら、そんなことを考えました。
今日もたくさんミシンボランティアの方に来ていただきました。
トイレ掃除にしても、ミシンボランティアにしても、お出かけいただいた皆さま、本当にありがとうございます。
午後には、3年生の研究授業公開がありました。
全校の教員が集まって、子どもたちは緊張気味?
3年目の研究テーマは引き続き「選ぶ学び」です。
子どもたちはweb上のルーブリック(学習進行表+自己評価表)をもとに何にどのように取り組むかを決めます。
国語の説明文の学習ですので、①音読②段落の確認・意味調べ③感想の3コースから選択します。(2枚目)
一人でやるか、ペア・グループでやるか、先生とやるかも選択できるようになっていて、電子黒板に集約されます。(3枚目)

今回は音読を選んだ子どもが多かったようです。
意味調べを選んでいる子に聞くと、やりやすそうだからと答えました。自分なりの理由があるわけですね。
感想を書いている子は、疑問に思ったことを調べてみたかったようです。なるほどなるほど。
それぞれ、自分なりの理由で、選ぶ学びを実現していました。

自己選択について津田小学校の学校だよりになるほどという文章があったので引用して終わります。
ある本の 中で 、 日本人2万人アンケート を実施し 「『所得』『学歴』『自己決定』『健康』『人間関係』の中で幸福を感じるのはどれか 」という調査 がありました。
その結果、1番は「健康」、2番は「人間関係」で3番が「自己決定」になったそうです。
つまり、「所得」や「学歴」よりも「自己決定度」が高いと幸福感は高くなるということでした。
続けて「自己決定力」を育むためには「小さなことを自分で決める経験を積むこと」「子どもの意見(決定)に『どうして?』と尋ねること」が大事 とありました 。
どのおもちゃで遊ぶ の か、今日は何色の服を着るのか、今日の予定はどうするのかなど自分で決め 、「どうして?」と尋ねることで自分の意見、考え がより深まり、自分で考え決める力 が 伸 びるということでした 。
学校での生活や学習場面では自己決定をする場や瞬間が多くあります。
その一つ一つの場面において、子どもたち一人一人を見つめ、自己決定を促しながら、今後も教育活動に取り組んでいきたいと思っています。