主体的な学びをめざして
本校は複式学級による教育課程を編成しており、1・2年生、3・4年生、5・6年生が一つのクラスで共に学びを進めています。
特に、国語と算数といった主要教科では、「わたり」と呼ばれる複式学級の特性を活かした独自の指導形態を実施しています。この「わたり」とは、教師が指導時間や内容に応じて、一方の学年からもう一方の学年へと「わたる」(集中して指導対象を切り替える)ことから名付けられたものです。
一人の教師が2つの異なる学習内容の指導にあたる複式の授業では、指導中の学年とは別に、もう一方の学年が自立的に課題に取り組む時間が生まれます。
本校では、この時間をマイナスとは捉えず、むしろ、児童が主体的な学びを確立し、集中力や問題解決能力を育むための貴重な機会と位置づけ、日々担任を中心に指導を行っています。