パラスポーツ学習をしました(4年生)
10月16日(水)、4年生は、島根県障がい者スポーツ協会の西山さんと吉岡さんをお招きして、パラスポーツの体験をしました。
子どもたちは事前に「障がい」や「障がい者スポーツ」について学んでおり、お話の中に出てくる内容に頷きながら聞いていました。「内部障がい」という言葉があります。例えば心臓の調子が良くない方、妊娠初期の妊婦さんなども当てはまります。その方たちがもっておられると役に立つ「ヘルプマーク」についても子どもたちはよく知っていました。また、街中で障がいをもっておられる方へ「声かけ」をする場合に「大丈夫ですか?」ではなく、「何かお困りのことはありませんか?」と声をかけるなど、具体的に役立つことも教えていただきました。
その後の「用具の紹介」では、初めて見るものも多く、興味津々。「バス・スキー」「アウトリガー」は雪上のスポーツで利用します。「タッピングバー」は視覚障がいの水泳選手がタッチする直前に頭を軽くたたいて壁の場所を教えます。パリオリンピックで日本が金メダルを獲得した「ゴールボール」の玉は思ったより重く、固いものでした。転がってくるボールに音だけで反応するのは、研ぎ澄まされた聴覚のなせる業です。
最後はいよいよ実際に体験をします。2つの班に分かれて、「車いすバスケット」と「ボッチャ」を体験しました。競技用車いすの操作をあっという間に身に着けてしまう子どもたちには感心しました。
今回の体験を通して、道具を工夫するとだれもがスポーツを楽しむことができると感じた子どもたちです。これからも、だれもが幸せに暮らしていくためにはどうすればよいかをしっかりと学んでいきましょう。