1年生総合的な学習の時間「花の訪問」事前学習
本日(5/17)4校時、1年生総合的な学習の時間で「花の訪問」の事前学習が行われました。
島根公民館の館長さんにおいでいただき、島根町の現状や高齢者のお宅を訪問するにあたり心がけることなどお話しいただきました。
はじめに、「現在、島根町の人口は、およそ3000人で、50数年前(6000人)の半分となっている。人口問題については、島根町だけでなく、日本全体が人口減少の問題に直面している。」と説明していただきました。
人口減少で起きている問題については、「バスの運転手さんが足りず、バス路線がなくなってしまう。」といった具体的な内容にもふれ、「人口減少は社会の大きな課題ではあるが、視点を変えたり、考えたりすることが大事で、ピンチはチャンスととらえることが大切。」といったお話をしていただきました。
また、この島根町には、漁師になりたいと都会からIターンで移住する方もあり、地域での活動に熱心に取り組んでいるといった事例も教えていただきました。
そして、後半は、高齢者のお宅を訪問するときには、「高齢者の方には優しく接し、話を聞いてほしい。」とお願いがありました。
高齢者の方々は、さまざまな経験をしていて、中学生に何かを伝えたい気持ちを持っておられ、中学生が訪問してくれることを楽しみに待っているとのお話がありました。
終わりには、「ふるさとは心の中の大事なもので、宝箱のようなもの。その宝箱の中には、この島根町で経験したことをたくさんしまっておいて、悩んだり迷ったりしたときには、その宝箱を開けてほしい。」
「今回の花の訪問が、その一つの経験となることを願っています。中学生は地域の希望で、訪問するときには笑顔と言葉を大事にしてください。」と思いを伝えていただきました。
生徒代表がお礼の言葉を伝えて、授業を終えました。
これから、一人一人が花を育て、6月には育てた花とメッセージカードを持って高齢者宅を訪問します。
1年生は、これから協力してよい活動にしていきましょう。