【学校からの連絡】熊による被害防止のための本校への踏査結果について
2024年06月19日
一連の熊の事案については引き続きご心配をおかけしておりますが、このたび、安全・安心が保障された学校生活を営むために、熊の生態に詳しい専門職員による校庭、校地内及び周辺道路の踏査を実施していただきました。
つきましては、その結果について下記の通りお知らせしますのでご一読いただき、今後とも可能な範囲でご協力いただきますよう、よろしくお願いします。
記
1 日時
令和 6年 6月 18日(火) 9:45~11:00
2 来訪者
島根県東部農林水産振興センター林業部 林 真弘 部長
同 林業振興課林業振興第一係(鳥獣対策) 小宮 将大 主任
3 踏査結果
・校庭、校地に立木はあるが、誘引物(熊が好んで食べる特定の広葉樹の実など)は見られない。
・5日(水)以降、目撃現場付近の調査を行っているが、熊の徘徊の痕跡などは見られない。
・校地内外をきめ細かく踏査したが、学校周辺の擁壁や樹木に熊が昇り降りした痕跡はなく、いまだ近隣にとどまっているとは考えにくい。
・人の声がする体育の授業や昼休みの時間、熊のほうから山から下りて積極的に校庭に来襲することは、熊の習性上はまず考えられない。
(結論)
現在講じている対応(保護者の皆様による送迎や同行、熊よけの鈴配付など)は適切であり、踏査結果からも早急にさらなる対策を取るような深刻な状況にあるとは考えにくい。
ただし、今後目撃情報が無い場合でも概ね6月末までは警戒に努め、保護者の皆様にもできる範囲での協力を求めていくことが妥当だろう。
(このほか提言いただいた内容)
・熊を敷地内に入れないとなれば、最も有効なのは電気柵の敷設である。しかし、校庭廻りだけでも500mはあるので本当に有効な設置場所はどこか、また費用対効果はどうか等について幅広く検討する必要があるだろう。その際には専門的な見地から相談に応じたい。
・校庭、校地周辺の見通しをよくしておくことは熊が潜みにくい環境を創ることにつながるので、積極的に草刈りされたい。併せて、川を通り道にする熊もまれにいることから、(茂みを造らないという意味で)背の高い樹木が生い茂っている佐々布川の木の伐採を検討されたい。