【校長のひとりごと】プレイバック・熊対応(その2)
今月、5日(水)と13日(木)合わせて、のべ5頭の熊が学校付近や通学路などに出没したことで緊張が走り、今なお慎重に対応する日が続いています。
以下、8日(土)にHPに掲載した「プレイバック」に続き記録にとどめ、(無いことを祈るばかりですが)今後の不測の対応の教訓にしたいと思います。
■6月13日(木)
9:07 「明け方4:00頃、蒐古館近くで体長1mほどの熊を目撃した」との市民からの情報が市教委を通じて届く。
9:35頃 大田市に出張中の校長に上記情報が届き、その場で集団下校を判断し教頭に対してすくーるメールで通知するよう指示。
10:08 教頭、すくーるメールを発出するとともに業間に職員を集め午後の集団登校について具体を指示。次いで警察にも情報提供し、警らの強化について検討する、との回答を得る。
11:09以降 報道機関(TV、新聞各1社)より相次いで集団下校等についての取材要請あり受諾。
11:35 校長、用務を切り上げ学校に戻る。帰途、子どもたちを守るために学校としての具体策を思案し、最も懸念される登下校中の安全を担保するために「熊よけの鈴」の購入を考える。
11:45以降 教頭と「熊よけの鈴」の効用について意見交換し、専門家の知見を得ようと、熊の生態について研究する県の公的機関・島根県中山間地域研究センターから「熊鈴は熊を人間に誘引する要素とはならず、むしろ熊に人間の存在を知らせ、(臆病な習性だからこそ)熊を近づかせないための手立ての一つになり得る」との示唆を得る。これを受け、教頭が業者に全児童数分を発注。
14:50過ぎ 1年生50名のうち、ほとんどを児童クラブに通所させたのち、数名について1年担任ほか複数の教職員が引率し下校。
15:06~15:18 市教委より新たな熊の目撃情報のFAXを受信。のちに上記目撃情報より時間的には前の目撃であることが判明するものの、子熊の目撃であったことから近くに獰猛な親熊がいることを懸念し、保護者に可能な限り車での迎えを要請する緊急メールを発出。
15:40過ぎ 報道各機関が取材する中、児童クラブに通所する児童を除き2年生から6年生までが集団下校。
17:34 翌日の登下校について、可能であれば車での送迎を求めたり、徒歩による集団登校の場合は大人の同伴を依頼するすくーるメールを保護者に発出。
■14日(金)
7:15 教頭は電話対応に専念。校長は蒐古館近くに赴き現場確認。
7:25 この方面で集団登校に付き添っていただく見守り隊、保護者に謝意を伝える。
7:35過ぎ 次いで54号線佐々布交差点に立ち、児童の安全な登校のために立哨。PTA安全部長さんも同地に駆けつけ子どもたちの安全の様子を見届けていただく。
7:50過ぎ 緑が丘方面から下った地点で宍道駐在、上記とは別の見守り隊さんと、動物のフンらしきものを発見。のち、このことを山陰放送も現地取材をもとに報道。
15:00頃 前日夕方に発出したすくーるメールの内容に基づき、この日は5校時で授業をカットし(児童クラブ通所児童以外の)1年生から6年生までが揃っての集団下校を実施。
集団下校の様子を取材したいとの報道機関の要請を受諾し、保護者へのインタビューの光景を見かける。
18:10過ぎ 別の報道機関がテレビとネットニュースで本校の対応について放映、掲載
この後の取組については、「プレイバック(その3)」として次回(あす)掲載します。
◇6月18日(火)の給食

○ご飯 ○牛乳 ○炒り豆腐 ○ごまマヨネーズ和え ○じゃがいもの味噌汁
<ご家庭で補っていただきたい食品群> 小魚
◇6月19日(水)の給食

○ご飯 ○牛乳 ○レモン醤油チキン ○昆布和え ○はんぺんのすまし汁
<ご家庭で補っていただきたい食品群> 乳製品、くだもの