今年度配置された2名の新規採用教員は、年間を通じた系統的な研修に鋭意取り組んでいます。

 その一つに「先輩に学ぶ一日研修」と呼ばれるものがあります。これは、先輩教員の学習指導、児童対応などをじかに見て学ぶことで、教師としての自らの力量を高めることをねらいとするものです。

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 去る11月29日(金)、2名ともこの研修に臨み、それぞれの学年主任の授業を見学する様子が見られました。

 4年生では、2組担任の初任者が1組の学年主任の授業を観ました。

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 この日の授業は体育で、ゴムを使った走高跳びでした。

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 こうしてタブレット端末で友達の跳びを撮り、後から本人が振り返るという取組が一般化しつつあります。

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 ほかにも、歌唱や演奏、発表会などを収録して自己評価することにも使えそうですね。

 一方こちらは5年生です。こちらも2組担任の初任者が1組担任の学年主任の理科の授業を観て学びます。

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 「ものの溶けかた」の単元で、水溶液の実験をする活動でした。

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 食塩を飽和状態になるまで溶かし、その反応を見ようとするものです。

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 それぞれ初任者は、ただ傍観するだけではなく自分でできる関与を考えたりこどもたちに声掛けしたりと、教師としてのふるまいをきちんと身に付けて取り組んでいる様子が見られました。

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 さて、ここで忘れてはならないことは、この2名の初任者のクラス、つまり、空けてしまった学級はどうするのか、という問題です。

 実は、平素当該学級に教科の指導に入る教員に、この日だけは終日担任業務を担ってもらい、授業はもとより朝・終礼や給食、掃除指導などの指導にもあたってくれていたのです。

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 その教員による4年生の図工の授業です。段ボールの台紙の上に紙コップやラップの心、箱などを思い思いに置き、液体粘土に浸した布をかぶせて乾くのを待ち、造形作品が仕上げるという学習過程です。

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 置き方ひとつで全く異なる印象の作品になることから、慎重に並べていくこどもたちです。

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 こちらは5年生の補充の教員による家庭科の授業です。なるほど、ミシンを使ってエプロンを製作しているところのようですね。

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 おやおや、かと思えばタブレット端末になにやら入力する子や、お互いに作品を撮影し合う子たちもいるようです・・・。

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 ある子に画面を見せてもらうと・・・

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 なるほど、ミシン操作を教わった地域ボランティアの皆様に、作品ができた報告に併せてお礼の手紙を書いていたのですね。とても素敵な取組です。

 このようにすべての教職員が支えるのが初任者研修であり、お互い助け合う気持ちが爽やかです。そんな職員集団に、心から感謝と敬意の念を抱いています。

 

□12月5日(木)の給食

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○ご飯 ○牛乳 ○鱈(たら)のみぞれ煮 ○アーモンド和え ○さつまいもの味噌汁

<ご家庭で補っていただきたい食品群> 肉類、きのこ

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