【授業風景から】1月14日(月)
3学期がスタートした先週は、始業式の様子こそお伝えできたものの、9日(木)、10日(金)と出張が相次いだことから学級を廻ることができずにいました。
3連休が明け、ようやくきのう14日(火)、各学級の様子を観ることができたのでその一端をご紹介します。
■1年
久しぶりに教室に入ると、1組教室では電子黒板に投影される国語の物語文「花さかじいさん」の動画コンテンツを食い入るように見入るこどもたちの姿がありました。
「デジタル教科書」という言葉をお聴きになった方も多いと思いますが、今や教科書にあるストーリーそのものを動画でも視聴することができる時代なのですね。
お隣の2組教室では、図工の学習の一環として版画の指導が行われていました。
版画の学習で知る「バレン、インク」などの用語のほか、用紙は表がつるつるで裏がざらざらであることや、インクが付いたところは黒くなり、彫ったところは白くなることなどを担任は丁寧に指導していきました。
こどもたちを前に出して、実際にどのようにするのかを実演する担任と、それを食い入るように見つめるこどもたち。すてきな関係性がうかがえます。
今回はすり方のシミュレーションだったのですが、「本当は黒いインクが付くかもしれないから気を付けてね」と担任が言うや否や、多くの子がまるでそこに臨んでいるかのように、揃って腕まくりをした光景がとても微笑ましかったです。
■6年
一方、最高学年の6年生も、小学校生活最後の学期をスムーズにスタートしたことをうかがわせる取組を観ることができました。
1組では国語の物語文「海のいのち」の音読を順に行っているところに入りました。
行動派作家として知られ、自然環境保護問題にも積極的に取り組み、徳島県で川の学校の講師を務めたこともある立松和平氏によるこの作品ですが、一読しただけでは主題にあたるものを読み取ることが難しい教材です。
だからこそ、それぞれが考える「難しさ」を逆にどんどん出し合って、協働して解決していくことができる教材とも考えられ、それを実現させてくれそうな学習集団だな、とも思いました。
2組では算数の学習が展開されており、3学期ならではの「6年間のまとめ」に取り組む様子を観ました。
この時間は、図形の「面積」の学習に取り組んでおり、古墳としてはわが国最大の面積を誇る大阪府堺市の大仙古墳(仁徳天皇陵)のおよその面積を求める方法を学んだあと、発展として、今度は自分たちの身体の部位の面積を求める活動に取り組みました。
思考した結果をつぶさにノートに認(したた)める姿は、さすが最高学年としての主体的な学びの姿と感心しました。
■1月14日(火)の給食

○ドライカレー ○牛乳 ○おからサラダ ○たまごスープ
<ご家庭で補っていただきたい食品群> 海藻、種実