週明けの20日(月)、子どもたちが授業に臨む様子を観て廻りました。

◇4年

 小学校のリコーダー演奏の定番「茶色の小びん」が校長室まで聴こえてきました。音楽室に上がってみると、2組の子たちが息を合わせて演奏しているところでした。

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 演奏後、こどもたちを価値付けながら電子黒板を用いてポイントを丁寧に説明する指導者です。

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 調べてみると、この曲はもともと19世紀のある作曲家による作品でしたが、1939年、グレン・ミラーがスウィング・ジャズに編曲し、大人気の楽曲となったとのことです。

 「茶色の小瓶」とは洋酒の瓶を指し、元の歌詞では「友達をなくしても、生活が困っても、お酒が大好き」という夫婦を明るく陽気に歌っているとのことで、お酒にまつわる歌なのに、やがて日本の小学校の音楽の時間で扱われるようになったことは、当時作詞した人も想定していなかったことでしょう。

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 「心を合わせ一糸乱れず」という言葉がずばり当てはまる演奏です。

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◇5年

 2組教室では社会科の学習の一環として、情報産業について学びを進める子どもたちの様子が見られました。

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 指導者は、前の日にこどもたちが家庭でテレビを視聴した実態を自身で振り返り、さまざまな情報媒体が自分たちの生活と密接に関連していることに気づかせるてだてを講じながら授業を展開していきました。

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 「振り返ると、ずいぶんテレビをみているなあ」「ニュースもみているけど、ドラマやバラエティ番組も同じようにみているな。いろいろなジャンルの番組があるんだな」など、記述しながら気づくこどもたちです。

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◇6年

 1組は国語の物語文「海の命」(立松和平 作)の読み取りの時間でした。

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 主人公、太一の父は海で命を落としたのですが、後年、海に潜った太一が見た伝説のクエに遭遇し、「父さん、ここにいたのですね・・・。」とつぶやく場面では、「父さんは人間なのになぜクエを見て「父さん」と言ったのか?」「海のいのち、という物語の題名と同じフレーズがこの場面で登場するけれど、どんな関係があるのかな?」など、さまざまな疑問や謎をもちながら、自分なりの解を見つけようと読みを進めていく様子が見られました。

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 立松和平さんはほかに、「山のいのち」、「町のいのち」など、いのちを題名に冠したストーリーをたくさん発表しています。これらと関連付けながら読みを進めていく「並行読書」のしがいがある作家さんです。

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 一方、隣の2組では、算数の時間として「6年間の総まとめ」にあたる学習に取り組んでいました。

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 板書には、「見方・考え方を深めよう」とあり、学習問題が示されていました。

ーーー 水槽に水を入れるのに蛇口Aだけを使うと10分でいっぱいになる、蛇口Bだけだと15分でいっぱいになる。

 では、両方の蛇口を使って溜めると何分でいっぱいになるかな?

 この問題を解こうとするとき、満水になるための時間は書いてあるものの、何Ⅼ(リットル)入りの水槽なのかわからない、だからどうやって解けばよいのかな?とつい首をかしげたくなる子もいることと思います。

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 そんなとき、見方・考え方を働かせて、何リットル入れればよいのかはわからない。でも、満水になるための時間はそれぞれわかるのだから、それを何とか使えないだろうか、と思考を巡らすことで手がかりを見い出すことができます。こどもたちの柔軟な思考をうながすため、担任のきめ細かな机間指導が続きます。

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 類題にも挑戦し、多様な考え方を駆使して解くことができる問題に挑むこどもたちでした。

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■1月22日(水)の給食

○セルフドッグ(コッペパン、ウィンナー) ○牛乳 ○大根サラダ ○お豆のポタージュ

ご家庭で補っていただきたい食品群 大豆製品、種実

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