【授業風景から】12月12日(木)~13日(金)(その2)
(前回の続きです。)
□4年
1組では算数の「概数」の学習が進められていました。
複数の品物を買い物するとき、例えばひとつが189円、もう一つが205円だった場合、正確に暗算して合計394円とするときもあれば、2つとも大体200円だから、合計で400円あればまあ足りるだろう、と見積もる場合もありますよね。
ここでは、場面や金額こそ異なりますが、このような「概ねの計算=概数の計算」の習熟を図ることを目的に授業が展開されていきました。
(2組は初任者研修の模様を繰り返しお伝えしてきましたので、今回は"一回休み"とします・・。)
□5年
1組教室では、わが国の産業を学ぶ社会科の学習の一環として、自動車の生産について知るこどもたちの姿がありました。
事故が起きても安全が担保される車や、地球環境に限りなく優しい車などが今後求められ、そのニーズを満たすためにメーカーが講じる工夫などについても学ぶこどもたちでした。
校長が教室を廻る際にまず目にするのは板書、そして子どもたちの書いているノートです。
授業の終盤に入った教室では、こうして整然と板書がなされている様子を観て、担任の教材研究や板書計画のち密さにいつも感心しているところです。
これに加え、机間指導をする様子などからも、授業のねらいを達成するための担任の(良い意味での)"思惑"が垣間見えます。
「わかる授業」が保障された学級のこどもたちは、おのずから整然としたノートを取るようになり、学習内容の定着が進みます。

□6年
社会科の歴史の学習に向き合う1組のこどもたちです。明治の国づくりを進めた人たちの学習に臨む中で、江戸時代末ごろの写真と、明治時代初めの写真の2枚を見比べ、その変容について気づいたことを述べ合う様子が見られました。
手元には担任が電子黒板に投影したものと同じ画像がタブレット端末で確認できるようになっています。こうしたことも、こどもたちの集中力を持続させるてだての一つにもなっています。
一方、隣の2組では算数の学習として「比例のグラフの読み」について理解を深めるこどもたちを見かけました。
こうして6年教室に入ると、4月の新年度とは大きく異なり、「満杯感」を感じます。
それは、こどもたちが成長著しいこともあるでしょうが、それ以上に学習に向かう姿勢がそう思わせているように感じます。まさに、中学校進学を意識しているこどもたち。しっかりと締めくくりをしてほしいと心から願っています。
◆12月19日(木)の給食

○ご飯 ○牛乳 ○鯖(さば)の塩焼き ○ごま酢和え ○けんちん汁
<ご家庭で補っていただきたい食品群> 乳製品、豆類