【授業風景から】12月16日(月)~20日(金)
今学期も明日の終業式の日を残すのみとなりました。
こどもたちは、先週も最後まで集中して学習に取り組みました。ここではすべての教室の様子はお伝えしきれないので、抜粋して掲載します。
◆16日(月)
永らく学校に勤めていても、いつも心が躍り、かつ癒されるのは音楽室から聴こえてくる子どもたちの歌声や演奏です。
上がってみると、1年1組のこどもたちが一生懸命鍵盤ハーモニカの練習をしているところでした。
電子黒板やデジタル教科書が台頭して久しいのですが、こうして画面を参考にしながら指遣いを覚えていくことは効果的だな、と思いました。
音楽を専攻していた担任は、こどもたち一人一人の表情を見ながらすらすらと伴奏していきます。次第にテンポを上げて伴奏し、それに対応できるだけの力を育成する様子が見られました。。
2年1組の教室では、「町たんけん」の学習の総括として、成果物を作る活動が行われていました。
班ごとに町内の各施設を訪問し、お話しいただいた内容等を新聞やポスターにまとめて、最後に発表会をするんだよ、と嬉しそうに教えてくれました。
◆17日(火)
5年2組の教室では、算数「割合」の学習が展開されていました。
授業の終盤で入ったためまとめの時間を観るのみでしたが、どうやら小数で表す割合と、百分率の関係にも言及した授業だったようです。
こどもたちは相談(他者参照)しながら自分の考えを固めていくのですが、なかなか手ごたえのある難しい学習内容であることから、個々の状況を担任はいつも以上にきめ細かに診ていく様子が見られました。
◆18日(水)
おひさまでは、この日もわかば学級、たけのこ学級とも、一人一人の状況に応じたきめ細かな指導・支援が展開されていました。
練習問題の達成状況を把握し、難しそうな場合は視覚支援も取り入れながら進めていく様子が見られました。
過日、学級会議の様子をお伝えした1年2組。「廊下を走らないためにどうすればいいか」という手立てとして、みんなでポスターを作ったようです。
この日は「完成したよ!」と嬉しそうに教えてくれるとともに、廊下の壁面にしっかりと貼っていく様子が見られました。


◆19日(木)
6年1組は、「特別の教科 道徳」の時間で、「命のかがやき」という題材を用いて、ダウン症候群の娘・静香さんを育てる父親の手記から、命の大切さ、生まれてきたことの尊さを学びました。
静香さんは2003年生まれで、絵が好きな女性だということが調べて分かりました。水彩、油彩、アクリル絵の具、顔彩、墨、コピックペン、色鉛筆、パステル、クレヨンなどを使った絵画作品や、ちぎり絵、刺繍、陶器の絵付け、羊毛フエルトなどの作品の制作に長け、2019年から京都市のギャラリーにて個展を毎年開催しているようです。
人はハンディキャップがあることは、もしかして「不便」な面があるかもしれないけれど、それは決して、みんながみんな「不幸」ではない・・・そんなことを静香さん親子が教えてくれたような気がしました。
◆20日(金)
4年2組の教室では、算数「小数のわり算」で、筆算の仕方をマスターすることをめざした学習が展開されていました。
4.92÷6、0.329÷7などの例題が板書に挙がっています。日常生活の中で、1未満の小数をさらにいくつかに分割する場面はそう滅多にないかもしれません。
それだけに、説明をしようとする場合、かける→たてる→おろす→ひく、などのスキルの説明に終始してしまいなのが悩ましいところですが、勇気を出して友達にわかってもらおうとする姿、素晴らしいですね。
大切なのは意味理解を伴いながら学習を進めていくことです。4年生に限らず、すべての学年・学級でこの思いを共有している各学級担任は、授業改善に向けてこれからもたゆまない試行錯誤が続きます。
◆12月24日(火)の給食
*今学期の給食最終日でした。給食センター、米飯業者さん、輸送に携わってくださった方々・・・すべての皆様にお礼申しあげます。ありがとうございました。

○コッペパン・マーマレード ○牛乳 ○海老グラタン ○花野菜のサラダ ○コンソメスープ ○いちごプリン
<ご家庭で補っていただきたい食品群> 大豆製品、果物