【授業風景から】新規採用教職員(4年担任)の「実践研修」を行いました
5月2日に標題によく似たタイトルの記事を掲載しました。前回は5年担任の初任者の授業の様子をご紹介しましたが、今回は去る7日(火)に行った4年担任のほうの「実践研修」の様子をお伝えしたいと思います。
この日授業を行ったのは、この春大学を卒業し新規学卒として社会人デビューを果たした4年2組担任の宮本教諭です。
この日は、文章の組み立てをとらえることを主眼とした説明文「ヤドカリとイソギンチャク」を取り上げ、「文章全体の始め、中、終わりのまとまりを考えることができる」ことをめざして授業を実践しました。
冒頭、イソギンチャクを貝殻に付けたヤドカリの動画を子どもたちに視聴させ、「なぜソメンヤドカリは自分の貝殻にイソギンチャクを付けるのでしょう?」という動画のナレーションを、そのまま自然な形でこの時間に解決したい学習問題にしていきました。
次に、本文を子どもたちが音読し、形式段落の番号を教科書の本文に割り振っていきました。一人一人の読みの様子を丁寧に見取る授業者の姿がありました。
こうして12の形式段落があることに気づいた子どもたちは、文章全体を「始め」「中」「終わり」の3部構成に分けること、その際、何段落から何段落までがそれぞれに対応するかを考えていきました。
それぞれ、個で考えたのち、ペアで共有し、最後に全体に考えを広げていきました。
終始落ち着いた口調と穏やかな表情で授業を展開することができた初任者に、事後、校長室で「緊張しなかったでしょ」と訊くと、やはりほとんど緊張はしないとのこと。
校長の初任の頃とは異なり、ゆったりとした構えで穏やかに指導する姿に、子どもたちもさぞ安心して授業に臨めることだろうと感じました。
■5月9日(木)の給食
○ご飯 ○牛乳 ○豚肉とキャベツの中華味噌炒め ○ジャガイモの中華サラダ ○春雨スープ
<ご家庭で補っていただきたい食品群> 海藻類、種実類