【授業風景から】4月12日(金)
うららかな春本番の日和に恵まれ、日中はうっすら汗ばむほどの陽気となりました。
正門近くの遅咲きの八重桜が可憐な花を付けており、こちらも嬉しい気持ちになりながらしばし眺めていました。
さて、今週はじめに始業式もずいぶん昔のことに思えるほど各学級とも軌道に乗った授業の様子をお伝えします。昨日ご紹介できなかった5年生、6年生の子どもたちの活動は以下のとおりです。
【5年1組】
きのう11日(木)は体育館で「体の動きを高める運動」の一環として、巧みな動きが求められる鬼ごっこの要素を取り入れた運動に、また今日12日(金)はこの好天を活かして、理科の最初の単元である「天気の変化」の学習で空の観察に取り組んだ子どもたちでした。
理科のほうはちょうど教室に帰ってきたばかりのタイミングだったため、まとめ・振り返りの時間を見ることはできなかったのですが、それでもノートをきちんと取り、学習にひたむきに向き合う様子をうかがうことができました。
【5年2組】
きのう11日(木)、2組教室から「あった!」「え?どこ?」などと何かを探しているような子どもたちの声が聞こえてきました。
社会の学習のスタートとして、どうやら地図帳の見方を学習しているようです。「友達にアドバイスしてもOKだよ!」という指導者の一声で、だれかれ分け隔てなく教え合う姿が見られました。
子どもたちが使う地図帳は、必ず(緯度、経度を示す線のほかに)縦横の区切り線が入っています。例えば「上高地は24-②-エ」と索引に出ていたら、②とエの交差するエリアの中に上高地はある、ということになります。
まさにこれから地図帳を見る機会がぐんと増える高学年の子どもたちに対して、タイムリーな指導だなと思いました。
【6年1組】
こちら6年1組では、昨年度の全国学力・学習状況調査の算数の調査問題において、本県の平均正答率が思わしくなかった問題の追加調査が来ていたので、その問題に取り組んだ後、担任が解説する様子を見ることができました。
「いす4脚で7kgの重さがあります。このいす48脚では何kgになるでしょう」という問題です。皆さんならどう解きますか?
算数を専攻していた担任はきわめてわかりやすく子どもたちに説明していきます。
「解法は2通りあるね。一つは、4脚の12倍が48脚になるから、7kgも12倍すれば84kgという答えが見いだせるね。」
「もう一つは、いす1脚あたりの重さを7÷4=1.75kgと出しておいて、それに48をかける解き方(1.75×48)だね。」
子どもたちの思考・判断・表現力を育成するための担任の"格闘"が、どのクラスでも真剣に繰り広げられていきます。
【6年2組】
一方の2組教室でも算数の時間に入ってみました。線対称の学習を展開するために、その導入としての「アルファベットの仲間分け」を行う時間のようです。
電子黒板にもデジタル教科書の画像でしょうか、大写しにされており、子どもたちの思考を助けます。
子どもたちはそれぞれ頭の中に思い浮かべた「根拠」に基づいて、仲間分けをしていきます。「ずいぶん上手にアルファベットの形を切ったね。」とある子に語り掛けると、「いや、これ、教科書の巻末にあるんですけど、あらかじめミシン線がついていて、手で簡単に切れますよ。」と教えてくれました。
◆4月12日(金)の給食

○コッペパン ○牛乳 ○セルフミートサンド ○ポテトサラダ ○ABCスープ
<ご家庭で補っていただきたい食品群>小魚、緑黄色野菜