【授業風景から】5月7日(火)~10日(金)(その2)
職員玄関に活けられた大輪の牡丹の花が美しく咲き誇り、今日も来校者の皆様をお迎えしてくれます。
さて、前回の続きです。
◆3年2組
廊下を歩いていると、お隣の1組同様、特別教室での授業が体育かで子どもたちは教室にいないのかな?と思い引き戸を開けると・・・
子どもたちが一生懸命ノートに書き込みをしているところでした。
説明文「自然のかくし絵」を読んでそれぞれの昆虫の特色をとらえ、思ったことやわかったことを熱心に書き込んでいるのでした。
一人一人が、まるでノートと対話をしているようにしっかりと向き合い、鉛筆を走らせます。それぞれの思考力・判断力・表現力は発表やテストだけではなく、こうしたところでこそ培われるのだと、子どもたちの頑張りを見ながら強く思いました。
◆5年1組
理科の学習中に教室を覗いてみると、タブレット端末を操作している子どもたちに出会いました。
「お、何をしているところ?」と訊ねると、先ほどまでそれぞれが撮影した空に浮かぶ雲の画像や、ネットで検索した天気の変化にまつわる電子記事を収集し、それぞれの端末にある学習支援ソフト「発表者ノート」に入れ込んでいるところとの答えが返ってきました。
子どもたちの学習意欲を喚起するタブレット端末の有効利用例をここでも見た気がしました。
◆5年2組
この日は、音楽の授業をがんばる子どもたちの様子を観ることにしました。
子どもたちはリコーダー演奏曲「小さな約束」を吹くことができるよう懸命に練習します。笛の音が重なり合う響きを感じながら演奏することをめあてにしているようです。電子黒板にわかりやすく音階が示されています。
合わせて演奏する場面では、指導者が子どもたちの技量を見取りながら、速さを調節してピアノを演奏します。
短調ベースの、やや物悲しいメロディではありますが、それだけに美しく響くリコーダーの音色が聴く人の心に迫ります。
子どもたちがひたむきに曲の習得に向き合う姿は、何よりも神々しく見えます。
◆6年1組
最高学年の6年生の社会科といえば、昔は歴史分野から一年間の学習がスタートしたものですが、今頃は公民的分野が皮切りになっています。
この日も、内閣の組織についての学習が進められ、三権分立の中の「行政」組織としてわが国を動かしていることを学んでいきました。
授業を観て「いいな」と思ったのは、担任の説明に対して「あ、先生、国務大臣には厚生労働大臣とか文部科学大臣とかあるんですね」「厚生労働省って、仕事の幅がすごく広いらしいよ」など、意義のあるつぶやきが多く聞かれたことです。
高学年になればなるほどこうしたつぶやきが少なくなりがちですが、子どもたちはこうしたつぶやきを発しながら自己理解を深めていくのです。
◆6年2組
こちらは国語の説明文「イースター島にはなぜ森林がないのか」の学習に臨む子どもたちです。
子どもたちは、その理由や背景を、叙述に従って読み取っていきます。6年生にとってなかなかの読み応えのある内容ですが、文章の構成の妙を感じ取りながら着実に読みを深めていってくれることを期待しています。
□5月13日(月)の給食

○コッペパン ○マーマレードジャム ○牛乳 ○スパイシーチキン ○野菜のドレッシング和え ○玉子とチーズのふわふわスープ
<ご家庭で補っていただきたい食品群> 大豆製品、種実類