(3回シリーズでお伝えしてきた今回の「授業風景」、最終回は高学年のご紹介です。)

■5年1組

 それまでの「外国語活動」から、より書くこと、読むことも意識した内容で構成される「外国語科」にステップアップした5年生の学習。この日も、例年同様ALT(Assistant Language Teacher:外国語指導助手)のエレナ・イマオカ先生と担任による指導が展開されていました。

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When is your birthday? My birthday is Nobenver 19th.(誕生日はいつ? 11月19日だよ。)

What do you want for your birthday? I want a new bike.(誕生日には何が欲しいの? 新しい自転車かな。)

エレナ先生と担任とのデモンストレーションに倣(なら)って、今度は子どもたちがペアになり会話します。

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 今年度も様々な方のサポートを受けながら子どもたちの教育活動が深まっていきます。

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■5年2組

 算数「小数のわり算」の単元で、生活に即した学習問題に向き合い、解を導いていこうとする子どもたちの様子を観ました。

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 「0.8mのホースの重さを量ると720gでした。このホース1mの重さは何gでしょう。」という板書が見えます。小数が登場しただけで、あるいは2つのホースの関係性を考えただけで、どうやって答えを出せばいいのかな?と戸惑うことが考えられます。

 そこで、担任はこの時間のめあてとして720÷0.8という、「小数で割る」ことで、商(わり算の答え)は、もとの割られる数(720)よりも大きくなるのか検証することに設定して、実際に計算してみることにしました。

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 実際に計算すると、720÷0.8の商は900となり、たしかに720よりも大きくなることがわかりました。

 整数で割るともとの「割られる数」よりも商は小さくなるのに、小数で割ると大きくなる・・・なぜ?? ←← 実はこの「なぜ?」こそ大切であり、ここから子どもたち自身に線分図や図を描かせて説明をさせたいところですね。

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 ただ、この時間はそれが目的ではないのでここまでとしましたが、一生懸命に学習に向き合う学習集団を見て、その成長がとても嬉しく映りました。

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■6年1組

 こちらは別の日の6年1組の算数の学習場面の一コマです。5の2が小数だったのに対してこちらは分数、しかも、分数のかけ算という、なかなかに手ごたえのある学習内容です。

 板書を見ると、ずばり「15分は○/○時間」とあり、「分」を、「『時間』を単位とする分数」で表すことを求めていることがわかりました。

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 子どもたちはそれぞれ、ペアやグループなど友達と意見を交換し合う「他者参照」をしていきます。

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 子どもたちはそれぞれが考えた根拠を示しながら全体に発表していきます。理数枠採用の担任は、様々な手法で算数的なものの見方、考え方を育成してくれます。

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■6年2組

 そのころ、2組教室では社会科の学習として「弥生時代と比べたときの縄文時代」をテーマに調べ学習を進め、気になることや疑問などをタブレット端末に入力する学習活動に取り組んでいました。

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 ともすると、歴史の学習はたとえ小学校であっても講義形式の授業に陥りがちですが、担任は「子どもの声で創る歴史学習」を志向し、小さな疑問や謎をクラス全体の学習課題に広げていくことができないか模索した、提案性のある授業であることがうかがえました。

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 子どもたちはしっかりと学び、調べ、まとめていました。

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◇6月25日(火)の給食

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○ご飯 ○牛乳 ○プルコギ ○塩ナムル ○わかめスープ

<ご家庭で補っていただきたい食品群> 魚介類、いも類

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