【授業風景から】9月5日(木)~6日(金)(その2)
昨日に続き、先週の授業風景からご紹介します。今回は4年生以上とたけのこ学級の様子です。
◆4年1組
静寂の中、書写の時間の様子を観ました。
この日のお題は「左右」。「筆順と図形」という題目に見られるように、「左」と「右」は1画目と2画目の筆順が異なり、それによって字形も変わってくることを子どもたちはここで学びます。
デジタル教科書も駆使して、視覚的にも理解を図ります。
頭で理解したことをすぐに技能(作品)に表すことは決してたやすいことではないのですが、この真剣な学習集団はそれを実現させるよい雰囲気があることを感じさせました。
◆4年2組
図工の時間にお面(仮面)を作った子どもたち。業間にこのクラスの子たち何人かが校長室を訪ね、「見てください、できました!」と言ってくれたので、教室に上がりみんなの成果を集合写真に収めることにしました。
形、色遣いなどどれ一つとっても同じものはなく、それぞれ独創性にあふれた作品を仕上げたことがわかりました。
◆5年1組
算数の時間に図形「合同な三角形」の書き方について学習を進めているところに入りました。
三角形のかき方には3通りあり、①わかっている3辺の長さを定規とコンパスを使ってかく方法、②わかっている2辺の長さと、その間の角の大きさを基に、定規と分度器等を使ってかく、③1辺とその両端の角の大きさを基に、定規や分度器を使ってかく、ことを学んだ子どもたち。次にそれぞれのスキルアップをめざして、ノートやワークシートに取り掛かりました。
子どもたちの理解を助けるために、デジタルツールを駆使する担任の配慮が見えました。
◆5年2組
お隣の2組でも1組と同様、算数の図形の学習に取り組み、担任がきめ細かく助言する様子を観ることができました。
◆6年1組
6年1組では同じ図形ではありますが、ワングレード難易度が上がる「円の面積の求め方」について、動画視聴などを手がかりに理解していく様子が見られました。
傘職人さんの仕事ぶりが動画で紹介されました。長方形の布をご覧の等に扇状の形に切り分け、それらを貼り合わせていくと・・・・
円形の傘の布がこのようにきれいに仕上がりました。
あるいは、逆に円形のホールケーキをショートケーキ上に等分に切り分け、箱に入れると・・・
ご覧の通り、平行四辺形に近い形になりました。「ということは、このショートケーキをもっともっとうす~く切り分けていけば、より長方形に近づくのでは・・・」と子どもたちの心の声が聴こえそうです。
このことから、今後、円の求積(半径×半径×円周率)と、なぜそういう式なのかという理由を解明する学習につながっていきます。
◆6年2組
隣の2組教室では、国語の時間で俳句の学習に取り組んでいるところに入ってみました。
俳句のきまり(五・七・五の十七音であること、季語を入れることなど)を学習した子どもたちは、この時間のめあてである俳句の「題材集め」に取り組みました。
その手法として、一つの言葉からイメージを広げたりつなげたりする上で有効な「ウェビングマップ」という思考ツールを用いる工夫がなされていました。
思考ツールを活用してお互いの考えを交流していく中で、どうやら早くも俳句ができあがった子もいたようです。
◆たけのこ学級
算数の学習で、担任がマンツーマンで2年の教科書問題を指導・支援しているところを観ました。
それは、教科書に意図的に掲載されている「計算の誤り」を見つけ、なぜ誤りなのかを説明する、という活動です。
「誤りを指摘するというのはとても難しいですね」と担任は話してくれました。それだけに、思考・表現の力を問われることでもあり、ひいては、混沌とした世の中にあっても自分の考えをしっかりと述べることの基礎を培うことになるのだろうと思いました。
□9月10日(火)の給食

○ご飯 ○牛乳 ○鰆(さわら)の西京焼き ○切り干し大根の海苔マヨ和え ○かきたま汁
<ご家庭で補っていただきたい食品群> 乳製品、くだもの