【授業風景から】「小学校算数科教育講座」の事前訪問がありました
去る19日(木)、本校を会場に10月に実施予定の研修講座の打ち合わせを兼ねた指導主事訪問があり、県教育センター企画・研修スタッフの原指導主事に来校いただき、授業をご覧いただきました。
今回、本校を会場に行うのは「小学校算数科教育講座」です。"児童が数学的に考える楽しさを知り算数の学習を楽しむ授業を構想するとともに、数学的に考える資質・能力を育てるための算数授業力の向上及び授業改善を推進していく力を身に付ける"ことを目的に開催されます。
この講座は、小・中・義務教育学校と特別支援学校の教員を対象に行うものですが、今年度、小学校の数理枠で採用されて5年目を迎える教員と、教職経験6年目の算数を専門とする教員は全員受講が義務付けられています。
当日は受講該当者である本校の板倉教諭が授業を提供し、国立教育政策研究所教科調査官等の指導を受けながら、資質・能力を高めていくことにしています。
19日の授業は、図形の求積の学習でしたが、終盤に興味深い課題が示されたのでご紹介します。
「下の4つの図形の面積をそれぞれ出したいのですが、先生が提示する式は、次のうちのどの形の面積を求めているのでしょうか?」
指導者が示したのは、電子黒板に記載した以下の式です。
子どもたちはグループになり、「え、どれだろう・・・」と難問に向かって話し合いを進めていきます。
「4つのうちのどの図形の求積の式かわかったかな?」
「はい、それは●番です。わけは、式①は**を表し、以下、②は***、③は***・・・」と説明していきます。
教科書の問題をそのまま示すのではなく、指導者がオリジナルで構想した学習課題により、子どもたちの思考を揺さぶり、鍛えようとする思いが伝わってきました。
さて、上の4枚の図と、電子黒板の式にかえって考えていただけますでしょうか。少し「ひねり」が入った問題ですが、解けた時の快感もひとしおです。
こうした思考・判断・表現を培う授業の積み重ねで、算数好きな子どもたちが育つことを感じた授業でした。
■9月27日(金)の給食

○コッペパン ○牛乳 ○白身魚フライ ○一色タルタルソース ○玄米サラダ ○トマトとレタスのスープ
<ご家庭で補っていただきたい食品群> たまご、緑黄色野菜