2日(月)、初任研の見学授業の一環として、3年生のこどもたちが学習する様子を観る機会を得ました。

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 この日は1組担任の山本教諭により「単位分数の意味と量感をつかみ、1mを等分したものを分数で表すことができる」ことをめざした算数の授業が展開されました。

 はじめに「ロングポッキーをあげましょう!」と発した担任に対して「どこどこ?」「早くちょうだい」と瞳を輝かせるこどもたちです。

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 「このポッキーはね、ほら、黒板にあるでしょ。」と告げる担任に対して、こどもたちは一様に苦笑いしながらも、このあとの展開にわくわくしているようです。

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 「隣の友達と二人組になってじゃんけんをしよう。勝った人は1本のポッキーがいくつかに区切られているから、その一つ分だけ色を塗って進むんだよ。」

 ・・・板書にある例示も手がかりとしながら、こどもたちはさっそくじゃんけんに興じます。

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 「じゃんけんぽん、あいこでしょ」

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 「ぼく勝ったから、一つ分色を塗るね。」「うん、こんどは負けないよ。」

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 担任はこどもたちの取組の様子をきめ細かく見取っていきます。

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 このじゃんけんで塗り進めていく活動を通して、1mの棒を4つに分けた一つ分が1/4m、2つ分塗ったら2/4m、3つ分で3/4m・・・という概念を定着させることをねらいます。

 続いて、1mを8つに分けた「ロングポッキー」を両端から色を塗って競います。

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 「ぼくは左から4つ塗れたから、8つの中の4つだから4/8進んだよ。」「わたしも同じように4/8だわ。」

(この時期はまだ約分の概念は学ばないことから、このリアクションで十分です。)

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 後半では、発展的な学習として1mを超える場合、例えば全長2mのポッキーが8つに区切られていた時、その5つ分はいくつになるかというような場面を考えていきました。「8つの中の5つ分だから、5/8mでしょ。」と言いたくなりますが、下の場合、赤は5/4mになるのですね。

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 ここでは同じく帯分数や仮分数について深掘りはしませんが、いろいろなケースに応じた分数の表し方をこれから学んでいく3年生なのでした。

 

□12月9日(月)の給食

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○ご飯 ○牛乳 ○メンチカツ ○ひじきと大豆の炒め煮 ○なめこの味噌汁

<ご家庭で補っていただきたい食品群> 小魚、淡色野菜 

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