15日(水)午前、2年1組、2組のこどもたちが1時間ずつ「教育プログラム」を体験するということで、その様子を観ました。

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 この「教育プログラム」は、心身がリラックスした、あるいは快活な状態で行動することにより、"友達と心を通わせることっていいな"と実感することができる体験活動を中心としたプログラムを指します。文部科学省の定義では、「ストレスマネジメントや援助希求行動などについて、スクールカウンセラー等が教職員と協働して実施するプログラム」とありますが、小学生対象ということもあり、五明田(ごみょうだ)スクールカウンセラーが各学年の発達の段階に即して、より柔らかで楽しめる内容を組んでくださっています。

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 この時間は1組の様子を観てみました。「お宝タイム」と銘打って、"ルールを守って楽しく過ごそう"という約束のもと、アクティブな活動が次々と展開されました。

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 まずは体ほぐし、心ほぐしとして、こどもたちとスクールカウンセラーが、あるいは担任がじゃんけんで盛り上がります。

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 「やった!勝った!」と素直に喜ぶこどもたち。元気が漲(みなぎ)り、観ているこちらも笑顔になります。

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 いつまでもざわざわすることなく、次の指示を聴くときはさっと集中できる姿があり素晴らしいと思うとともに、メリハリをつけて行動できたこの瞬間を逃すことなく価値づけることがつくづく大切なことを感じました。

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 続いて、「友達と小声で相談をしてもよいから」ということで、それぞれ自分の誕生日を友達に伝えながら、4月からの順番に並び輪を作って紹介し合いました。こどもは誕生日を知ってもらうことそのものに喜びを感じることを活かしたアクションだな、と感じました。

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 すっかり心がほぐれたこどもたち。続いてはダイナミックな「サッカーじゃんけん」に挑戦です。

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 2チームに分かれ、攻守交代をして得点を競うものです。攻撃側は、上の画像の○に示す防御側の子とじゃんけんをします。1ばん、とある前衛に勝ったら次に進み、2ばん、とある中衛の子とじゃんけんをします。さらに勝てば3ばん、とある後衛の子とじゃんけんをして、最後に奥に控える「キーパー」とじゃんけんをします。すべて勝てば勝ち上がりということで、その人数を競い合うというものです。

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 用意は整いました。さあ、開始です。

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 後衛の子がやたらじゃんけんに強く、軒並み跳ね返していましたが、最後には何人か勝ち上がり、得意の表情を見せてくれました。おめでとう。

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 心弾む45分間となりました。このあとの2組の教育プログラムも、子どもたちの弾ける笑顔が見られたとのことです。

  

 県としては、平成25年度よりスクールカウンセラー活用事業実施要項に「校内研修の実施」や「教育プログラムの実施」を盛り込んだことにより、スクールカウンセラーが教職員研修の講師として参加したり、児童生徒の心のケアについて助言を行ったりする活動場面が増えた、と総括しています。

 たしかに、職務の一丁目一番地である児童・保護者との相談業務のほかにも、教職員とのコンサルテーション・情報交換、職員会議等による事例研究・ケース会議、教職員研修における指導・助言など、多岐にわたる業務と並行してこの「教育プログラム」を企画・運営してもらっていることでスクールカウンセラーの負荷は否めませんが、こどもたちの心の安定と絆の強化のために、今後とも持続可能な形で実施していければと思います。

 

■1月15日(水)の給食

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○ご飯 ○牛乳 ○鱈(たら)マヨ ○小松菜とチーズの海苔和え ○のっぺい汁

<ご家庭で補っていただきたい食品群> 肉、果物

 

■1月16日(木)の給食

○ご飯 ○牛乳 ○照り焼きミートボール ○昆布サラダ ○冬野菜の味噌汁

<ご家庭で補っていただきたい食品群> 魚介類、きのこ

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