しんじっ子発表会 ~学びを様々な形で表現~
11月7日(金)に、しんじっ子発表会を開催しました。
平日のお忙しい中、全校児童の発表を参観するために、保護者の皆さんや、地域の方々が多数ご来校くださいました。子どもたちは、たくさんの方々を前に、緊張感が高まった様子の子どももいました。しかし、子どもたちに声をかけると、それよりも、おうちの方や、たくさんのお客様が見てくださることに笑顔を見せ、「頑張りたい」「うれしい」という言葉が返ってきました。
まずは、2年生の発表からスタートしました。
音読劇「お手紙~すてきな友だち~」です。国語で学習した「お手紙」の登場人物の心情を音読や鍵盤ハーモニカの演奏、ダンスで表現しました。
次は、小学校入学後初めてしんじっ子発表会を体験する1年生です。
音読劇「サラダでげんき~しんじっこバージョン」です。国語で学習した「サラダでげんき」で登場する、犬やすずめやしろくま等、様々な登場人物になりきって表現しました。音楽で初めて学習した鍵盤ハーモニカや、毎朝練習しているダンスも盛り込んだしんじっこバージョンでした。

次は3年生の出番です。総合的な学習の時間「発見!宍道ステキ調査」で調べ学習をしたことをもとに、特に子どもたちが最も関心のある「れんげさん」にスポットを当て、その歴史等を劇で表現しました。
4年生は、音読劇「ごんぎつね」を発表しました。
国語で学習した「ごんぎつね」の登場人物の心情の変化を、合唱や音読、そしてその音読に合わせ、身振り手振りで登場人物の様子を表現しました。


この後の発表では、本校の合唱クラブが「音楽のおくりもの」「もみじ」「やさしさに包まれたなら」を発表しました。伸び伸びとした歌声に、毎週2回の練習の成果が出ていました。
5年生は、今年度の松江市小中学校連合音楽会で発表した合唱、合奏に加え、合奏曲に絡め、しんじっこバージョンとしてダンスを取り入れた発表をしました。
合奏「ダンスホール」、合唱「世界でひとつのハーモニー」でした。連合音楽会でも、他校の先生方から特に合唱の歌声の響き、5年生の心を一つにして歌う姿をほめていただいた5年生です。


しんじっ子発表会の最後を飾るのは、6年生です。6年生の子どもたちから、「小学校生活最後の発表会だから、頑張りたい」と話してくれました。
総合的な学習の時間で調べ学習をし、修学旅行で実際に被爆体験伝承者の方からお話を聞いたり、広島平和記念資料館で目の前にした資料から深く感じたことを、6年生一人一人が呼びかけという形で言葉にしました。最後の「平和をつくる」という言葉に、原爆投下の悲劇を風化させずに、前を見て歩もうとする子どもたちの思いが伝わってきました。
そして、最後に、「風になりたい」の合奏を披露しました。
しんじっ子発表会のフィナーレは、児童代表として6年生の挨拶、そして、6年生代表児童の指揮による全校合唱「歌よありがとう」でした。
子どもたちの満足感を感じる表情に、教職員の胸も熱くなりました。
最後までご参観いただいた、来賓の方からは「とても清々しい気持ちになる発表でした」と声をかけていただきました。
これからも、ご家庭や地域の方々に支えていただきながら、子どもたちがふるさとの「ひと・もの・こと」から学び、その学んだことを表現(発信)できるよう、指導・支援していきたいと思います。