この夏季休業中、本校の職員は指導の質の向上をめざして様々な研修に臨みました。ここでは、8月以降の研修についてご紹介します。

◇宍道みずうみ学園職員合同研修会(8月1日 於:宍道中学校)

 この日、校種を超えた連携の必要性の認識を図るとともに、各校・園における指導・支援の充実、改善に資することを目的に、宍道みずうみ学園傘下の宍道中、来待小、しんじ幼保園の皆さんと一緒に、宍道中学校を会場として職員合同研修会を実施しました。

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 この日は「幼小連携・接続」と「学力向上・育成」の2つのテーマについて研修を受講しました。

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 杉原来待小校長の挨拶の後、県教育庁教育指導課幼児教育推進室の野島企画幹より、幼小連携・接続の必要性や、生涯にわたる学びや生活の基盤をつくる「架け橋期」の重要性についてお話いただきました。

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 続いて、松江市教委学校教育課の米原教育指導官、大塚指導主事より、松江市のめざす学力向上・育成、ならびに学力育成の成果を実証するてだて(学力調査結果の有効活用法等)について指導していただきました。

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 どちらもグループ協議が設けられたことにより、ふだんはなかなか接することのない学園内の他校の先生方と意見交換をしたり課題を共有したりすることができ、意義ある時間となりました。

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◇ICT活用校内研修(8月27日)

 松江市教委学校教育課ICT教育推進係の内田教育指導講師をお迎えし、指導者と学習者が円滑にコミュニケーションするための学習管理アプリ「Google classroom」の活用方法について研修を実施しました。

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 「クラス」と呼ばれるコミュニティをオンライン上に作成し、指導者と学習者の間でのコミュニケーションを活性化する方法についてのスキル習得に努めました。

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◇キャリア教育校内研修(8月28日)

 今年度、教職経験6年目研修の受講者である板倉教諭が講師を務め、キャリアパスポートの有効な活用についての校内研修を行いました。

 研修講師を務めると、まずは研修の全体を構想し、次にわかりやすく人に伝えるにはどうすればよいか考え悩むことになるのですが、そのことが研修実施者の何物にも代えがたい学びになります。

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 キャリアパスポートの趣旨を踏まえたしっかりとした研修を実施してくれました。

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◇学力調査の結果分析に係る校内研修(8月28日)

 続いて、去る7月末に各学校に届いた全国学力・学習状況調査(今春6年生が受検したもの)の結果を基に、それを分析して今後の授業の質の向上に生かすための校内研修を行いました。

 まずはこのたびの算数の問題で、本校、県、全国とも最も平均正答率が低かった問題1問を取り上げ、その調査問題を実際に解くことから始めました。

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 その後、「解答類型」(児童の解答状況を把握するために問題ごとに示される解答の分類)に着目して子どもたちの思考の偏りやクセを見出し、実態に即した授業づくりを考える上での手がかりを得るに至りました。

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◇特別支援教育校内研修(8月29日)

 今夏の最後の校内研修は、特別支援教育に係るものでした。教頭先生を講師に、愛着(アタッチメント)形成に課題を抱える子どもの理解と支援について研修を行いました。

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 特定の人と人との間で結ぶ情緒的な絆の大切さや、それら安心感、安全感、信頼感などの大切な感覚を教師と子ども、親と子だけではなく、職員相互に結んでいくことが必要なことを再認識したひと時でした。

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 職員一人一人がこれらの研修の成果をしっかりと発揮しながら、明るく快活な286名のしんじっ子を支えてまいります。

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