先週29日(水)、30日(木)の両日、しんじ幼保園の矢野幸子保育教諭が本校において「異校種体験研修」に臨み、多くの成果を得て園に帰られました。

◆6年1組

 学級を覗いてみると、「水溶液の性質」について学ぶこどもたちの様子に視線を送る矢野先生の姿を見かけました。

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 この単元では、「水溶液には、酸性、アルカリ性及び中性のものがあること」「水溶液には、気体が溶けているものがあること」「水溶液には、金属を変化させるものがあること」等について理解を図り、科学的なものの見方・考え方を育てることを主眼とした学習が進みます。

 この時間は、上記3つ目の「酸性やアルカリ性のもので、金属がどう変わるか考えること」をねらいとして、担任がこどもたちに問うていきました。

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 「金属製の鍋に『酸性やアルカリ性のものを入れないでください』と表示があった場合、入れてしまったらなにか問題でもあるのだろうか?」との問いに対して、こどもたちは友達と一緒に考え、それぞれ自分たちなりの解をもとうとしていきました。

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 矢野先生も積極的にこどもたちの間に進み出て、問いに対する思いをもった子の思考を丁寧に聴いてくださっています。

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 事後の振り返りで、「5歳児を保育する毎日にあって、こうして小学校高学年の授業を観せてもらい、幼児期のうちから"ものごとへの関心や意欲"といった側面を育てておくことが深化した学びにも対応していけるのだ、とつくづく感じました。」と感想を述べられました。 

 

◆2年1組

 また、初日午後には2年1組の音楽の授業を観てもらいました。

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 「こぐまの2月」というかわいらしい曲を、歌と鍵盤ハーモニカで奏でるこどもたちです。

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 歌声を楽器の音を合わせて演奏することをめざして練習が進みます。矢野先生は一人一人に寄り添いながら、励ましたり拍を一緒に取ったりしてくださいました。

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 2日目は、初日同様各学年・学級の授業を参観してもらい、6時間目には校長が小学校教育に関する講話を行いました。 

 それに対して幼児教育施設では「健康」、「人間関係」、「言葉」などの5領域にわたる保育を通して、「健康な心と身体」、「自立心」、「協同性」をはじめとする「幼児期までの終わりまでに育ってほしい10の姿」が身につくよう努めていることを話してもらい、幼児教育施設と小学校との連携をしっかりと図ることを重視していくことで一致しました。

 2日間の研修が、今後の職務に生かされることを祈念しています。矢野先生、お疲れさまでした。

 

□2月3日(月)の給食

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○ご飯 ○牛乳 ○いわしのおかか煮 ○げんきサラダ ○打ち豆汁

<ご家庭で補っていただきたい食品群> 果物、種実類

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