【校長のひとりごと】救急救命法・着衣泳講習会を実施しました(その1)
去る9日(日)午後、来待のB&G宍道海洋センターにおいて松江市南消防署西部分署(宍道消防)の皆様の全面的なご協力をいただき、標記の「救急救命法講習会」を実施しました。
まだ梅雨入りもしていないのに、ここ3、4日は真夏を思わせる暑さとなっています。そうなると子どもたちにとって楽しみなのは、プールや海浜、河川での水遊びとなります。
そこで、PTA体育厚生部のお取り計らいで私たち大人が救急救命について学ぶ機会が必要だろうということで、昨年度同様この時期に実施していただくこととなりました。
宍道分署の皆様が総出でいらっしゃったこともあり、「緊急事態には出動の必要あり」ということで消防車で駆けつけていただきました。それだけ、分署の皆様の誠意と熱意を感じました。
この日ご指導いただいたのは新進気鋭の若き消防職員さんです。ご自身はイニシアティブをとってお話をするのは初めてとおっしゃっていましたが、とても真摯に指導していただきました。
本校の保護者と児童・教職員のほか、せっかくの機会ということで来待小・玉湯学園にも呼び掛けていただき、両校の親子さんも参加していただきました。
また、この日は一般客の皆さんのプール利用日であるにもかかわらずこのためにお昼で営業を切り上げ、B&Gの職員研修としても位置付け一緒にご参加いただきました。
はじめに、講師さんからは救急車が現場に到着するまでの平均時間6分間を、なんとかそこに居合わせた人たちで「いのちをつなぐ取組」をしてほしいとの熱いお話がありました。
具体的には、傷病者の意識の有無を確認し、もし無ければ「すぐに助けを呼ぶ」、「救急車の出動を依頼する」、「AEDを持ってきてもらう」ことを演習を通して学びました。
模範となる取組を署員の方から教示いただき、さて、演習です。
それぞれ、親子で、あるいは研修仲間でしっかりと訓練します。
以前は、胸骨圧迫と人工呼吸を繰り返していたのですが、今はとにかく脳に酸素を送り込むことを何よりも優先して、適切に胸骨圧迫を「強く、速く(100~120回/分)、絶え間なく」することに注力してほしい、との指導がありました。
ことほど左様に、「前に講習を受けたからもういいや」ではなく、何度受けても大事なことを学び直しできるな、と実感しました。
続いて着衣泳講習がありましたが、一旦ここで置かせていただき、続報は次回とします。