7月25日(金)

 松江テルサで、夏期算数授業研修会がありました。第19回を迎えるこの研修会は、島根県の算数教育の向上・発展をめざして、お招きした先生が授業されたり、県内教員の提案授業をもとに協議をしたりします。

 今回は、本学園6年生の希望者25名が、筑波大学附属小学校の盛山隆雄先生の授業を受ける機会を得ました。「分数のわり算の意味について深く考える授業をどうつくるか」という研究主題に対し、分数÷分数の余りについて考えることで意味理解を深めるという内容の授業でした。

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 今年の研修会には、「『分からない』を大切にした確かな授業づくり」というテーマがありました。盛山先生にお聞きしたところ、「今日のような課題は、自分の学級では段階的に取り組んでいますが、一般的に普段の授業ではあまり扱わないと思います。しかし、学習指導要領に示されている思考力・判断力・表現力等の前には、『未知の状況にも対応できる』と示されています。テーマに対する提案もあり、出会ったこともないような難しい課題に挑戦するという意味を込めて、取り上げてみました。」とのことでした。

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 同時に、こどもたちが、基礎的な計算力があることや導入の問題で多様な考えを出せたこと、課題に対して前向きであることなど、たくさんのよいところを引き出してほめてくださいました。

 350名を超える聴衆の前で、また、スクリーンに映し出されたり、マイクで音声を拾われたりするステージ上での授業に関わらず、最後まで集中して授業に取り組んだ6年生に拍手を送りたいと思います。

 また、待機場所としてお世話になった中央小学校の皆さんにも感謝いたします。

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