R6年10月の大庭小日記
10月の大庭小日記
10月31日(木)
音楽会リハーサルです。
校区内の幼児教育施設のお子さんや先生も1年生や2年生の演奏を聴いていただきました。
できましたら、お子さんの学年だけではなく、初めから終わりまで音楽会を鑑賞いただき、6年間の成長を想像したり、思い出したりしていただけると幸いです。
1年生が時計で時刻を読む学習をしていました。
1年生にとって目に見えない時間は難しい概念です。
アナログの時計はそれをいくらか見えやすくしてくれます。
音楽会の2時間は、子どもにとっても大人にとっても、きっと楽しく幸せな時間になると思いますよ。
おまけ
徳島で聞いた文部科学省の方のお話です。
「日本の未来を築く子どもたちの教育に当たる教育職員に優れた人材を確保するために、人材確保法により、S55年には一般公務員よりも7.42%給与が引き上げられていたが、直近5年間の平均では0.35%になっている。下図参照
手取りでは、残業手当の出る一般公務員と逆転しているだろう。
優れた人材を確保するためにも、残業手当のない教職員に教職調整額13%を予算要望した。
メディアでは、時間外勤務の減らすことができない代わりに上の13%を残業代のかわりであるように述べられているがそうではない。」
金額だけではないのですが、優れた人材に教職が選ばれるためには金額もまた大切だと思います。

10月30日(水)
音楽会まであと2日。
衣装も本番のもので気合十分です。
校長室にも素敵な演奏や歌声が聞こえてきます。
明日はリハーサル。
校区の年長児さんたちも聞きに来てくれます。
続いて芸術の秋その2。6年生別クラスです。
思い入れのある校舎、じっくり時間をかけて描きましたよ。
10月28日(月)
芸術の秋 1年と6年の図工の時間です。



10月27日(日)
今週は水曜日から全国連合小長会長会研究大会に参加するため、徳島県に出張していました。
特に期待していたのが、徳島県神山町に新設された神山まるごと高専の方の講演です。
曰く。「みなさんが学生時代に一番成長したと思うのはどの場面ですか?」
どうでしょう?
続きは月曜日に書きます。

講師はこう続けました。
「一番成長したのは授業であるという方は拍手をしてください」
拍手はパラパラでした。
「校長先生の会だから1割くらいは拍手がありましたね。以前300人くらいの会では0でした」
「では、どんな時かというと、部活とか体育祭とかアルバイトとかのカルチャーの部分が多いです」
「だから私たちは学校をつくるにあたりカルチャーを大事にしようと思いました」
神山まるごと高専は全寮制です。
1日中一緒に暮らす中で、学友から、地域の大人から、社会人講師からの影響を大切にしたいということです。
教育課程外の活動ということですね。小学校でも大切にするところです。
立ちあげメンバーでは「となると授業って何だろう」という話になりました。
そして「授業は社会とつながっているかどうか」を大切にしようとなったのだそうです。
こんなお話もありました。
起業家同士で「学校で学んでよかったことは?」と話すと思いつかないが、
「学校で学んでおきたかったことは?」とすると、大変盛り上がったそうです。
そして起業家が考える理想の学校をつくろうとなったのだとか。
つねづね考えており発信もしているつもりですが、学校は社会に参加するために、未来社会を創造するためにあります。
今の学びが社会につながっていることを子どもたちも大人も腑に落ちていることが大切です。
テストや受験のための学びではなく、自分や社会の未来をつくる学びでありたいと思うのです。
小学校の学習は日常生活に直結しますので、いつもこの学習は生活のここに生かせるなと大人は語りかけ、子供は考えるようにしていきたいと思います。
小学校と高等専門学校、離れていますが教育の目的は同じと思わせてもらった講演でした。
このほかにも、全国の小学校長の約10人に1人が参加する大きな研究大会でしたので、日本全国の情報を交換し、大いに刺激を受けました。
10月26日(土)
明日は公民館文化祭です。
大庭小からは5年生の神魂神社の写生を展示します。
選挙と合わせてお出かけください。

10月22日(火)
2年生が町探検報告会の練習をしていました。
公式なスピーチの形での報告なので、緊張もしますし、ちょっとハードルが高くなる子もいます。
自分の原稿を読むのに精いっぱいという子もいますが、だからこそ本番でがんばろうとして力をつけることができます。
本番は2年生全員の前で発表するようです。
大きな目標「大庭の町の秘密を見つける」は、一人では達成することが難しいので、個人や小グループで分担をするわけですが、この学習形態は今後何度も登場します。
大きな目標や課題に向けて、一人一人が自分が興味のある課題を選び、同じ興味のあるグループを選び、自分にあった調べ方を選び、自分にあった方法で表現する学習形態です。
大きな目標や課題があるからこそ、個別学習が孤立ではなく協働の学習となります。

10月21日(月)
1年生算数です。増えて減るときの文章問題ですので、足し算と引き算の複合問題です。
ここでは、式の意味を考え理解することが大切です。
一般に計算することはできるけれど、同じ式の文章問題はできない(式にすることができない)ことは往々にしてあります。
このあたり、丁寧にやらないと、式にするときは文章問題にでてくる数を適当に式に入れ込むなどということになりかねません。
1年生にとってレベルの高い思考力となります。
2年生、スクールカウンセラーによる教育プログラムです。
ストレスに負けずにだったり、大きなストレスがかかった時にはそうするかだったりを学習していました。
子どもたちは自分なりにストレスに負けずに頑張ったことを発表していましたが、ほどよいストレスは成長のためにとても大切です。
様々なことに挑戦する中で、粘り強く取り組む力をつけてほしいと願います。
ストレスが強すぎる時にはカウンセラーさんにお話しすることもよい方法です。
こうして、全学級で授業を行うことで、困ったときに相談しやすい関係をつくっていきます。
5年生の図工「ビー玉大冒険」です。
3段の立体コースですので、レベルが高いですね。
上段からゴールまでスムースにビー玉が進むには考えることがいっぱいのはずです。
出来上がりが楽しみです。
最後はたいよう学級の学習です。
複数の学年なので、授業の目標が2つあります。
形探しの子どもは教室の中に○△□を探します。
形づくりの子は三角形をつかっていろいろな形づくりです。
同じ図形の学習ですが、ゆるやかにつながりを感じる設計になっていました。
すべての学習がとはならないでしょうが、本来、子どもたちは一人一人違うので、それそれの目標に向かって学習を進めていくべきなのでしょうね。
そういえば、昨日は湖東中で地域の大人と子どもたちが話し合うトーキングかんなびというイベントが開かれました。
大人と話す中で、自分の人生やキャリアを考えてくれたらいいなと思いながら参観しました。
自分の夢や希望、目標のために必要なことを学ぶ、その入り口に小学校はあるのだと思います。
10月18日(金)
今日は1年生が風土記の丘、2年生が総合運動公園に遠足なので、いい天気になるといいなあと思いながら校門で子どもたちを迎えました。
ちょうど校庭西側の竹林が整備され、見晴らしがとてもよくなっているのですが、ここにお気に入りの木があります。
南に向かって枝を伸ばしているのか、風に耐えているのか印象的な枝ぶりなのです。
その木の上には青空です。
遠足に行く12年生は朝から大張り切り。
担任によると、「荷物の確認を大事なものからするよ。一番大事なものは~?」と声をかけると
「おやつ~」の大合唱!!
だったそうです。
一番大事なのはお弁当ですよ。
1年生の方には少し顔を出しました。
ついたときはちょうどお弁当が終わっておやつタイムのようでした。
しばらくすると、元気に遊びだし、写真は芝の坂をころころ回り下りているところです。
とっても楽しそうです。
先日読んだ本の中には、公園に保育園児を連れていくと何もしないでボーとしてしまう子が増えているというルポが書かれていました。
遊び方を保育士が指定しないと遊べないというのです。一部の話と信じたいところですが・・・。
大庭の子どもたちは心配無用のようです。
10月17日(木)
3年生が馬橋川の水質調査を行いました。
調査方法は①透明度調査②化学的酸素要求量CODパックテスト③生物を採取して分析の3つです。
中でも、③の実際に川に入ってのガサガサ(←川岸の草陰に隠れている生き物を草をガサガサいわせて網に追い込むこと)は、とても楽しそうでした。
岸から見ていると全く見つからなかったのですが、たくさんの生き物を採取することができました。
後日、保護者や地域の方に向けての報告会もあるかなと思います。
講師の環境保健公社のみなさまありがとうございました。
10月16日(水)
人権教育の学習公開日でした。
ひとまず写真だけ掲載します。
人権教育については学校だよりでじっくり書きます。
学校だより - 松江市立大庭小学校 (matsue.ed.jp)

10月15日(火)
今日は湖東中学校のオープンスクールでした。
中学校の説明を聞いたり、中学校の先生の授業を受けたり、校舎を案内してもらったりして進学のイメージをつくりました。
1年生はいもほりでした。
教室前の廊下には大量のお芋。これで半分です。
さて、どうやっていただきましょうか??
10月11日(金)
連合音楽会の日です。5年生これまでで一番の演奏でした。
知り合いからたくさんお褒めの言葉をいただきましたよ。
残念ながら写真NGですので、校内音楽会をお楽しみに。
続いて2年生の脱穀です。
稲刈りの時の暑さがうそのようですが、すばらしい天気に恵まれました。
機械で一束一束きれいに取れていきます。
おいしいお米まであと一歩!
3年生には松江工業の生徒さん3人と先生が来てくださり、木工の学習をしました。
かっこよい機関車ができて大満足。
今回来てくださったのは建築科3年生の生徒さん。
木工を通して建築、ものづくりの魅力が伝わったらいいなあと思いました。
将来、工業、工学を目指すきっかけとなる子もいるかもしれませんね。

最後の一枚は4年生が見に来てHPにあげてとお願いされたお楽しみ会ドッジボール!
とっても楽しそうでしたし、仲の良さを感じましたよ。
10月10日(木)
2年生の言葉の仲間分けの授業です。
しりとりで集めたたくさんの言葉を自分で決めたジャンルで分けていきます。

個人学習の後はグループになって、紹介しあいます。
「鯖は食べ物のグループにも入るし、生き物のグループにも入るね」
「動物と生き物はどう違うの?」
「動物園にいるのが動物なんじゃない?」
「水族館にいるのは海の生き物?」
子どもらしい悩み満載です。
このページを書いている時に校長室にやってきた4年生さんに「動物と生き物はどう違うの?」と聞いたら
「大きさが違う」 AIRさん
「動物はしゃべるけど、生き物はしゃべらない」 ASHさん
「生き物はしゃべるんじゃない?」HINさん
4年生にも難問です。
動物や生き物は概念を表す言葉です。
こうした概念を一つ一つ自分で使ってみて、間違えて、修正するという過程が言語取得の過程なのだそうです。
どんどん使って、間違えて、考えながらまた使うのが大事というわけですね。
これは、他の学習も同様です。
こちらは昼休みの放送室前の様子です。
お昼の校内放送でダジャレを募集したところ、たくさんの作家さんが集まりました。
採用されるといいですね。

10月9日(水)
校庭の桜の葉も紅葉し落ちていきいい季節です。
金曜日に連合音楽会でステージに上がる5年生の壮行演奏会がありました。
合奏「できっこないをやらなくちゃ」
合唱「夢があるから」
の2曲です。
聞いている1~4年生の表情が演奏に引き込まれる様子がよくわかり、それだけ魅力のある演奏なんだなと感じました。
(6年生は松江城見学のため昨日聞いていました)
1年生はカタカナの練習中
見かけたときはスの字を学習していました。
黒板には「はらい」「とめ」「はね」などのポイントが「すー」「ぴたっ」という擬態語とともに掲示されています。
スの2画目は止めるのですが、教員は何度も払ってみせるのですが、素直な子どもたちは疑いません。
3回目くらいでやっと気が付いたかな?
丁寧に整った文字を書こうという気持ちになってくれていれば、うれしいです。

丁寧な字といえば、2年生が町探検のひみつをまとめていました。
一枚一枚の絵や感想がかわいらしくてとても素敵でした。
写真はかもすラーメンにたんけんした子です。
行ったことがないから行きたいとのことでした。
そういえば今日は3年生が「ひまり」に見学に行って、ラーメンの試食を羨ましそうに眺めていったということでしたよ。

さて、この少年。
一人で校長室にやってきて、お話がありますと切り出しました。
曰く
きのう、昼休み、1・2年生の体育館使用日で、1年生が体育館に行ったら、もう2年生が全部ボールを使っていてボールで遊べなかったらしい。
そこで、どの学年も遊べるように使用日が2日あるので1日ずつにしてはどうか。
まず、自分で考えて言いに来たことがすばらしい。
解決策まで考えてきたこともすばらしい。
一人でもやってきたことがすばらしい。
お話は生徒指導主任がしっかり聞かせてもらいましたよ。

10月7日(月)
6年教室にあがってみると、体育会の写真や、お互いの頑張りにエールを送るメッセージカードが掲示されていました。
おそらく普段見ることがない友達の姿や自分の力に気づいたことでしょう。
4年生は社会科で県の学習中。
明日は奥出雲町などに遠足です。
さまざまな県の土地や暮らしの様子を学習したり、尾原ダムを見学して水の旅を学習したり出る予定です。
写真のクラスでは安来市を取り上げ、伝統芸能安来節を大切にしていることを学習していました。
安来節の歌い手「渡部お糸」さんはたくさん海外公演も行っているようで、その地図から国の国旗や位置をたしかめていましたよ。

ある子は、自主学習で国旗を調べたノートを見ながら、確かめていましたよ。
この学習はきっとクラスでブームになるはず???
音楽室では1年生が「こぶた たぬき きつね ねこ」を鍵盤ハーモニカで学習しています。
音楽会もお楽しみに。
6年生は水墨画に挑戦していました。
迫力ある龍が描かれていました。
こちらは私のお気に入りです。
迫力満点!!
水墨画が始まった室町時代では、さまざまな芸能が生まれています。
その方々の中に差別の対象となった人々がいたこと学習公開日では6年生が学習します。
こちらもぜひ、ご覧ください。
10月5日(金)
大庭小学校からは離れますが、島根県小学校長会研究大会鹿足大会に参加しました。
元県立大学教授の斎藤一弥先生の講演が印象的でしたのでご紹介します。
学習者用タブレット端末が配付され、教育は「紙をデジタルに置き換える」の段階から「これからの社会を生き抜いていくためにICTを学習者が活用する教育DX(デジタルトランスフォーメーション)」に移行していく過程にある。
学習者用タブレット端末は、学習者自らが必要な情報を取りに行くときにこそ、その力を発揮する。
そのような学習が教育におけるDXだ。
教室は、情報源が教師のみの時代から始まり、現在多様な情報源にアクセスできるようになった。
新しい時代に新しい教育が必要で、そのイメージをつくって挑戦していくべきだ。
教師の役割は、多様な情報から形成された児童の多様な考えを、児童相互に結び付け、集団思考を促し、個人では到達できない成果に導くことだ。
上のように理解しました。
特に「児童相互に結び付け、集団思考を促し、個人では到達できない成果に導く」ことはデジタルでもアナログでも変わらない教師の専門性です。
予定通りに、情報を伝えるのではなく、個々の意見を結び付け、即興的に対応するところが教師の醍醐味でもあり、難しいところでもあります。
10月3日(水)
来年度新入学児童の保護者さんを対象に小学校体験会を行いました。
特別支援学級も含めて1年生全クラスを参観いただき、
その後学校から入学半年前の準備などお話しました。
先輩保護者を交えて少人数で懇談会も実施しました。
知り合いがいない方もいらっしゃったので、よい機会となったかと思います。
来年の入学式を心待ちにしています。
2年生は、通知表「かがやき」を見ながら個人面談を行っていました。
モザイクにするのがもったいないくらいの笑顔で教員の話を聞いていました。
廊下で1オン1ミーティングです。
保護者の方には面談でお伝えしていますが、児童にとっても自己理解を促す大切な機会です。
きっと後半にがんばろうと思うことが見つかったはずですね。
10月に渡すメリットはすぐ明日からがんばれること、これは大きいように思いました。

明日から出張のため次回は来週に。
今日は2年生が町探検に少雨の中出かけました。
明日は3年生が松江城に遠足です。雨の松江城も味がありますが何とかほどほどで・・・
10月2日(火)
急なお願いにも関わらず、お弁当のご準備ありがとうございました。
以後気を付けますので、ご容赦くださいませ。